毒親と良い親の境界線はどこ? カニエ・ウェストと愛娘の関係を探る
【毒親?】自分の好みを教え込む
2020年、ノースが7歳になるとカニエとルックスが似てきたことを周囲の人が指摘するように。関係者曰く「ノースの服やおもちゃ、バッグを買い揃えているのはカニエだ」「彼は自分のファッションラインの洋服をすべてノースのサイズに合わせて作っている」。ノースがそれらを着てカニエのセンスにどっぷり浸かって育ってきたことを考えると、今ファッションセンスがカニエにそっくりだと言われるのも当然。アーティスティックなエリート教育に一生懸命だったということもできるけれど、カニエならではのコントロール癖が娘にも発揮された可能性も濃厚。
その教育、もしくはコントロールは大成功。それはキムが証言している。2019年にカニエと一緒に受けたインタビューで「ノースはあなたの双子のような存在。彼女はとてもクリエイティブで表現力豊かであなたの性格をたくさん受け継いでいる」「ノースは小さい頃から自分に自信があって、自分で洋服を選ぶのが好き」。ちなみにキムは母である自分がノースの洋服を選びたいと漏らしていたことがある。
【いい親?】ミューズは娘
妻や恋人、パートナーを自分にとってのミューズだというミュージシャンやデザイナーは多いけれど、カニエにとっては娘のノースがミューズ。2015年のインタビューで「俺は、今日最初のフライトで家に帰るんだ。俺にとっての最大のインスピレーション、娘に会うためにね」と語っていた。
ノースも10歳にして父からのインスピレーションを得ている。2023年のハロウィンにはカニエのアルバム『Graduation』のジャケットに描かれていたクマのマスコットのコスチュームを着用。クリスマスにはカニエが2016年にMETガラで着た「バルマン」のジャケット(写真)でパーティに出席していた。キムによるとノースはカニエの過去のワードローブを見ながら、何を着るか考えているという。
【いい親?】SNSは禁止
カーダシアン家といえばSNSやリアリティ番組でプライベートを切り売りするのが生業。キムは2021年にノースは共同でTikTokのアカウントを開設。今ではそこでメイクのチュートリアル動画や母娘の日常生活のちょっとしたシーンを披露している。しかしカニエはこれに批判的。