毒親と良い親の境界線はどこ? カニエ・ウェストと愛娘の関係を探る
キムと破局した後の2022年、インスタグラムのストーリーに「初めての離婚だからわからないことがある。娘が俺の意思に反してTikTokに出演させられていることについてどうするべきか教えてくれ」と投稿していた。これをSNSから娘を守ろうとする良き父と見るか、楽しくSNSをやっている娘をコントロールする毒親と見るか、意見が分かれるところ。
【いい親?】メイクも禁止
母キムがメイクブランドを立ち上げているだけあってノースも幼い頃からメイクに興味津々。でもカニエはこれにも大反対。ティーンになるまでメイクを禁止している。キムは破局前の2019年のインタビューで「ノースはメイクをしたいのだけどカニエがだめだと言っているから、今家の中で大論争、大ゲンカになっているんだ」と語っている。キムがクリスマスにメイクを許可したところカニエはキムともバトルに。キム曰く「娘に赤いリップを塗っていいって言ったらトラブルになっちゃった」。
現在ノースがメイクをしてSNSに登場したりクリスマスパーティーに出たりしているところを見ると、キムは離婚後娘のメイクを全面解禁したもよう。カニエはこれに対して不快感を露わに。YouTubeアカウント「Hollywood Unlocked」のインタビューで「TikTokで娘に口紅をつけさせるのも、娘を出させるのもやめてくれ」とキムに怒りのメッセージを送っていた。
【毒親?】カニエ帝国の後継者に指名
キムとカニエとの間には4人の子どもがいるが、カニエにとって第1子のノースは特別な存在。そう明言している。2022年のインタビューで「俺はノースにこう言っているんだ。『弟や妹を守れ。家族を守れ。俺たちの会社を誰に奪われてはならない』ってね」。カニエブランドの後継者にもノースを指名している。「彼女は俺とキムが築き上げてきたもの、そして俺たちが今築き上げているブランドを誰にも奪われないようにする家族の1人だ」。人種差別発言などで各ブランドやレコードレーベルから契約を打ち切られ、経済的にもピンチだと言われているカニエ。継がせるレガシーが残るかどうかは定かではないが、ノースに譲りたいと思っているのは間違いない。ネポベイビーに対する風当たりが強い今、これがいいのか悪いのかは賛否両論。