正真正銘の“双子コーデ” 岩井明愛&千怜が最終戦で初の2サム同組
◇国内女子メジャー◇JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ 3日目(23日)◇宮崎CC(宮崎)◇6497yd(パー72)◇晴れ(観衆3707人) 【画像】渋野日向子 最高の表情 双子コーデといえば、洋服の色や柄などを、まるで双子のようにそろえるファッションのこと。岩井明愛と千怜のツインズが、今季日本ツアー最終戦で正真正銘の双子コーデを披露した。 明愛が通算2アンダー9位、千怜が1アンダー12位で2日目を終えて初の2サム同組が決まると、3日目のウェア選びがスタート。明愛が「最後の最後で一緒に回りたいなと思っていた。お互いの服を見ながら、合わせられたいいねって」と明かせば、千怜も「なかなか2サムで…というのはない。そういう雰囲気を皆さんにお届けしたかった」。トップスは黒いモックネックの上から白いセーター、パンツはベージュで決めた。
1番でティショットを打ち終えて歩き出すと、自然と肩を組んでカメラマンにアピールした。明愛は「双子ならではの…じゃないですけど」とニヤリ。昨季は山下美夢有を加えた3人でツアー史上初となる双子のプレーオフ対決があり、最終日最終組でも競演してツアーを沸かせてきた。
今季は優勝争いに絡む場面での同組がなく、双子だけの特別な空間をギャラリーとともに楽しんだ。千怜は「74」とスコアを落とす苦しい流れにも、「ことしで一番楽しかったし、幸せな時間だったと思いました」と言った。 明愛は後半13番(パー5)までに4バーディを奪取してリーダーボードを駆け上がったが、14番でグリーン奥からの寄せがオーバー。3パットも重なってダブルボギーを喫した。4アンダー8位で迎える最終日は、12月の米ツアー最終予選会(Qシリーズ/アラバマ州マグノリアグローブGC)を控える姉妹にとって日本での今季ラストプレーでもある。
「楽しんでプレーしている姿を見てもらいたい」と話した明愛に、1オーバー13位から浮上を狙う千怜も「Qシリーズに向けても大事な1日になる。集中して、笑顔で終われたら」と反応。2人そろっての上位フィニッシュで予選会に弾みをつけたい。(宮崎市/亀山泰宏)