新天地マブスで今季を迎えるトンプソン「このチームは成功するための要素がそろっている」
9月15日(現地時間14日)。テキサス州ダラス北部にて、ダラス・マーベリックスのレジェンド、ダーク・ノビツキーの財団によるテニス・クラシックが開催され、新加入のクレイ・トンプソンも参加した。 このイベントにはノビツキーの元同僚スティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)、JJ・バレア(元マブスほか)も参戦し、トンプソンは「この一員になれるなんて素晴らしい機会だね。僕はダークとスティーブのプレーを見て育ってきたから、彼らのことをすごくリスペクトしている」と地元メディア『Dallas Hoop Journal』へ話していた。 昨シーズンまで所属していたゴールデンステイト・ウォリアーズで、トンプソンはステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーンらとともに4度の優勝を達成。今夏制限なしFA(フリーエージェント)になった34歳のウイングは、6チーム間の大型サイン&トレードでマブスへ加入。 ルカ・ドンチッチ、カイリー・アービングというリーグ最高級のガード陣を擁するマブスは、昨シーズンにウェスタン・カンファレンスを制してNBAファイナル進出を飾ったチーム。 FA戦線とトレードでデリック・ジョーンズJr.(現ロサンゼルス・クリッパーズ)、ジョシュ・グリーン(現シャーロット・ホーネッツ)、ティム・ハーダウェイJr.(現デトロイト・ピストンズ)が退団も、チームはトンプソンとナジ・マーシャル、クエンティン・グライムズ、スペンサー・ディンウィディーを獲得した。 マブスで迎える新シーズンに向けて、トンプソンはこう意気込んでいた。 「楽しみだね。本当に、特別なものになる可能性を秘めたキャリアの新章なんだ。このチームは昨年(優勝まで)近づいていた。チャンピオンシップ獲得まであと3勝だったんだ。成功するための要素がそろっているのは分かっているよ。僕らは一丸になってチームを構築していかないといけない。このチームならスペシャルなことができるさ。だからこそ、僕はここへやって来たんだ」 昨シーズンまでとは違い、今シーズンのマブスは“追われる側”になる。ウェストは今シーズンも大混戦が予想されているだけに、タフなシーズンになりそうだが、優勝経験豊富なベテランの加入は、長丁場のシーズンを乗り切るうえでプラスとなるに違いない。
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