話題のアニメ「沖ツラ」、来年1月から民放3局で放送 原作者の空えぐみ、最近気になる「沖縄あるある」は?【出演声優のコメントあり】
空えぐみの漫画が原作で、沖縄を舞台にした“異文化ラブコメ”として話題のテレビアニメ「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」(沖ツラ)が来年1月から、全国で順次、放送・配信される。県内では沖縄テレビ(1月5日正午)、琉球放送(9日午前1時49分)、琉球朝日放送(10日午前1時20分)で放送開始。県内民放3局が同一アニメを放送するのは初めてのことだ。製作委員会に加わる「あしびかんぱにー」の片桐芳彦社長は「沖縄の文化に胸を張れるようなアニメを広げたいという思いを、各局に共感してもらえた」と語った。主要キャストに人気声優の大塚剛央(たけお)、鬼頭明里(あかり)、ファイルーズあいを起用。オープニング主題歌はHYの「大大大好き」に決まった。県内民放のほか東京MXテレビ、BS11などで放送され、ABEMA、dアニメストアなどで配信される。詳細は公式サイトhttps://okitsura.com/(学芸部・真栄里泰球) 【写真】出演声優の大塚剛央・鬼頭明里・ファイルーズあい テレビアニメ「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」の原作は空えぐみの同名漫画。新潮社のウェブコミックサイト「くらげバンチ」連載中で、単行本第9巻も来年1月に発行を予定している。沖縄の文化や習慣の「あるある」とラブコメの要素を組み合わせた内容が人気の空えぐみに、アニメ放送開始を前にした心境を尋ねた。 -放送日が決まった。 「アニメの決定の知らせを聞いてから2年以上がたっているので、ついに、という気持ちは皆さんより強いかもしれません。アニメ制作会社とやりとりを何度もして満足のいく出来なので、アニメを見た皆さんの反応が気になります」 -アニメ版の見どころは。 「アニメになったことで音や動きなど、漫画にはない要素が加わるので、そちらに注目していただきたいです。オープニングもとても気に入っているのでお楽しみに」 -県内3局が放送する。 「沖縄で民間放送3局での放送はアニメ史上初とのこと。こんなに盛り上げていただき本当に感謝しています。また、県外でも見られる全国放送となっていますので、この放送を機に沖縄へ興味を持っていただける方が増えるとうれしいです」 -最近気になる「沖縄あるある」は。 「沖縄の結婚式にとても興味がありますし、シーサー作り、琉球ガラス、やちむんなど、まだまだ沖縄への興味は尽きません。沖縄あるあるが続く限り、単行本を出し続けていきたいですね」 ■ストーリー 沖縄に転校した中村照秋(てーるー)は、同じクラスの喜屋武飛夏(ひーなー)を好きになった。しかし、彼女のうちなーぐち(方言)がさっぱり理解できない。そんな彼女の方言を訳してくれる比嘉夏菜(かーなー)は、てーるーに片思い中? ちょっぴり変わった異文化恋愛がスタートする。 ■出演声優コメント 大塚剛央 (中村照秋役) 見れば沖縄好きになる 沖縄の文化や「あるある」と、ラブコメの融合がとても面白い作品だなと思いました。優しくてピュアでいいヤツなてーるーですが、うちなーぐちレベルMAXの喜屋武さんに果たして思いは届くのか。沖縄のことが楽しくたくさん知れる「沖ツラ」、見れば絶対沖縄が好きになります。 鬼頭明里 (喜屋武飛夏役) ひーなー魅力的に表現 沖縄の魅力がいっぱい詰まった作品です。あとは、自然とうちなーぐちが覚えられる! ひーなーはいつも明るくて周りを照らしてくれる太陽みたいな存在で、私も演じるのがとっても楽しいです。天(てん)真(しん)爛(らん)漫(まん)なひーなーをアニメでも魅力的に表現できるよう、精いっぱい心を込めています。 ファイルーズあい(比嘉夏菜役) 文化へ敬意込めた作品 修学旅行で1度訪れた沖縄、その時の思い出が追体験できるような、沖縄の魅力と文化への敬意が込められたすてきな作品です。訪れたことがない方はもちろん、「沖縄あるある」がたくさんちりばめられているので、県民の方にもたくさん楽しんでいただけると思います。