大津、日章学園に3-1で勝利!グループ唯一の2連勝で決勝Tへ
九州各地域の新人戦を勝ち抜いた16チームで頂点を争う第45回九州高校U17サッカー大会が17日、鹿児島県鹿児島市で開幕。大津(熊本1)と日章学園(宮崎2)が対戦した第3ブロックの第2試合は3-1で大津が勝利した。 【フォトギャラリー】 大津 vs 日章学園 午前中に行なわれた第1試合はともに4点を奪って快勝。昨年度の選手権に出場したチーム同士の対戦とあって多くのギャラリーが注目する中始まったカードの序盤は日章学園のペースで進んだ。 「初戦は開始20秒ぐらいで失点を食らったので、失点を極力しないよう試合の入りだけは相手陣地でやろうと考えていた」。原啓太監督が振り返った通り、素早く前方に展開して大津陣内に攻め込むと前半8分には左サイドを素早く繋いでFW11佐久川友杜(2年)がシュート。12分にはDF3吉川昂我(2年)のクリアボールがFW11水田祥太朗(2年)に入り、ゴール前まで持ち込んだが、GK1坊野雄大(2年)の牙城は崩せない。 16分にもMF7南創太(2年)がスピードを生かした突破で見せ場を作りながら、DF5五嶋夏生(2年)のカバーに阻止されるなど、見せ場を作りながら先制点は遠く、原監督はこう口にする。「最後の所をやらせてもらえなかったので、大津の守備は我々よりも上でしたね。頑張る所は見習わないといけない」 スタートダッシュに躓いた大津の流れを変えたのは、「試合の入りは課題になっていたので、そこをどうにかするために走ろうと意識していた」と話すDF2大神優斗(2年)のファインプレー。22分にはFW9山下景司(2年)からのパスを受けたMF11舛井悠悟(2年)が右クロスを上げると、大神は「相手のSBが空くとは試合前から伝えられていた。タイミングよく入ることだけを意識していました」と思い切りよくゴール前に侵入。冷静に頭で合わせて均衡を崩した。 「セカンドボールを相手に拾われる回数が多くて、相手のリズムになっていたのですが、上手く大神が点を決めてくれたので、そこから自分たちのペースに持っていけた」。MF10嶋本悠大(2年)の言葉通り、悪い流れを断ち切った大津は26分にもチャンスを生み出す。坊野がキャッチングから素早く相手DFの背後にロングボールを入れると、GKより先に嶋本が反応。「最初に蹴った時、思った以上にCBのラインが高かったので、行けるんじゃない?と思って狙いました」と前に出た日章学園の守備の隙を突いて、2点目を叩き込んだ。