W杯王者ドイツのシュルーダーがオリンピック初出場「これは世界最高のトーナメントだ」
7月27日に行われたパリオリンピックの5人制男子バスケットボール初日。グループBのドイツ代表は、日本代表を相手に一度もリードを許さず、最終スコア97-77で勝利を手にした。 ドイツはフランツ・ワグナー(オーランド・マジック)がゲームハイの22得点に6リバウンド、ダニエル・タイス(ニューオーリンズ・ペリカンズ)が18得点7リバウンド、モリッツ・ワグナー(マジック)が15得点5リバウンド3アシスト、イサック・ボンガが11得点6リバウンドをマーク。 ドイツは自慢の高さとチームメート同士の連係を駆使してペイントエリアの得点で46-20の大差をつけた。だが日本もファストブレイクの得点で14-4、リバウンド数でも39-36と踏ん張った。 フィールドゴール成功率100.0パーセント(7/7、3ポイントシュートは2本)、フリースロー成功率100.0パーセント(2/2)のパーフェクトゲームで終えたタイスは、この試合をこう振り返っていた。 「僕らはこの数週間、いい準備ができた。今日は難しい試合になるのは分かっていたんだ。日本は決して諦めたりしないし、15点差をつけられてもカムバックしてきた。だからリラックスなんてできないし、エナジーをセーブすることだってできやしないと分かっていた。彼らは40分間を通して戦うからね。ただ、このチーム最大の強みの1つは、絶対に相手を過小評価しないことだと思う」 そして昨年のFIBAワールドカップ優勝の立役者で大会MVPにも選ばれたデニス・シュルーダー(ブルックリン・ネッツ)は、オリンピックデビュー戦で13得点12アシストのダブルダブルで勝利に貢献。 NBAとオリンピックでプレーすることの違いをシュルーダーはこう話す。 「これは世界最高のトーナメントなんだ。この大会には質の高い選手たち、タレントがたくさんいる。けど同時に、自分たちにはどんなことができるかも分かっている。試合をこなし、チームとしてどの試合も楽しんで、勝利できるように努力していくだけさ」 予選ラウンド1戦目を終えた両チーム。ドイツはブラジル、日本はフランスとの2戦目へ臨む。
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