断捨離するときは「思い出」から始めては絶対にダメ!こんまりがよくやりがちな間違いを指摘
間違い4. 誤った順番で片付けを始める
マグナソンによると、作業の起点としておすすめなのは大きな家具。その後、徐々に小さなアイテムへと移行していってください。感傷を誘う写真などもこの「小さなアイテム」に含まれます。こうすることにより、作業の成果をより早く確認することができます。 近藤さんも同様に、アイテムをカテゴリー分けし、次のような順番で片付けることをすすめます。まずは服、本、紙類、小物、それから感傷的なアイテムたち。繰り返しますが、比較的整理しやすいものから始め、分別に手間取るカテゴリーへと進みましょう。部屋ではなく、カテゴリーごとに作業することで自分が所持するものの全体像を把握することができます。その結果、何を手元に置くべきか決断することが容易になる、と近藤さんはいいます。 近藤さんの著書『Spark Joy(邦題:人生がときめく片づけの魔法)』のなかには、こんな記述があります。「これにより、自分がどれほどのものを所有しているのか、正確に知ることができます。膨大な量の服を目の当たりにし、こうした所持品に対する不当な扱いを認めざるをえない状況に追い込まれるのです。それぞれのカテゴリーのボリュームを綿密に把握しておくことは、とても重要です」 ベストな順番は、人によって異なります。UK版『ハウス・キーピング』のおすすめは、やる気をキープできるように、成果が見えやすい場所や日常生活にもっとも強い影響を与えるエリアを片付け、その後、複雑な作業が求められる部屋やカテゴリーに進むことです。
間違い5. いつか使うかもしれない、という考え
片付けは楽しいだけでは終わりません。けれど、やりがいを得ることはできます。たとえば、寄付したものは、無駄にはならず、別の誰かの役に立つのです。 片付けをしている間は、できるだけポジティブな心持ちでいましょう。すでに作業を終えたエリアやカテゴリーを振り返って、やる気を保って! 避けなければいけないのは「いつか使うかもしれない」という考え方。これは、いつか訪れる非常事態に必要となりうるアイテムには当てはまるかもしれませんが、片付け中にはとかくこの言葉を口にしがちです。 そんなときは、それを最後に使ったのがいつだったのか、そして、そもそもそ存在を認識していたのかを考えてみてください。答えに詰まるようなら、手放しても問題ないでしょう。