関東 年末年始は山沿いで警報級の大雪か 帰省に影響も 初日の出は見られる?
関東甲信は29日(日)にかけて山沿いで1m以上の雪が降り、警報級の大雪となるおそれがあります。帰省時の交通に影響が出るおそれがあり、十分注意が必要です。たびたび寒波が襲来し、大晦日から元日にかけても大雪となる可能性があります。
27日(金)は山沿いで大雪 積雪も急増のおそれ 帰省にも影響か
今日26日は低気圧が日本海北部を進んでいて、日本付近は冬型の気圧配置が緩んでいます。関東地方では、北部の山沿いを含め、日差しが出てこの時期としては高い気温となっていますが、明日27日(金)は強い寒気が流れ込む予想です。 北部の山沿いでは、今夜から雪が降り始め、明日27日(金)は断続的に雪が降る見通しです。特に群馬県北部の山沿いでは、29日(日)の夕方にかけての72時間降雪量が100cm以上と予想され、警報級の大雪となるおそれがあります。群馬県みなかみ町藤原では、今月22日から24日にかけて一気に積雪が増え、一時積雪深が139cmに達しました。今日26日正午時点は102cmですが、今夜からの雪により、また積雪が多くなりそうです。長野県北部でも降雪が100cm前後となる所があるでしょう。 帰省で峠越えを予定している場合、積雪や、圧雪による路面の凍結などで交通に影響が出る可能性があります。最新の気象情報に加え、道路の情報を確認するようにしてください。
31日(火)~1月1日(水)ごろも大雪の可能性
寒気は30日(月)にはいったん抜ける見込みですが、31日(火)午後には再び、強い寒気が日本付近に流れ込む予想です。関東北部の山沿いや長野県北部では31日(火)から1月1日(水)にかけて、大雪となる可能性があります。 短い周期で寒波がやってきて、積雪がさらに増えるため、雪下ろし中の事故などにも十分注意が必要です。
関東平野部の天気 初の日の出は見られる?
関東の平野部では年明けにかけて晴れる天気が続くでしょう。 1月1日(水)元日も平野部では晴れて、各地で初日の出を見ることができそうです。朝の気温は平年並みかやや高い予想ですが、北よりの風が強めに吹くため、万全の寒さ対策をしてお出かけください。関東北部の山沿いや長野県北部では雪が降り、太陽は雲に隠れてしまいそうです。 年末年始の気温は、関東の平野部は11℃~12℃くらいの日が多いですが、31日(火)は日中は15℃くらいまで上がり、日差しに少しほっとできそうです。朝の気温は、関東南部は3℃前後。関東北部や甲信では0℃以下でしょう。この時期らしい寒さが続きますので、暖かくして体調を崩さないようお気をつけください。
日本気象協会 本社 田中 正史