このままではトップ4入りも危うい? 光が見えないペップ・シティの試練は続く 「アーセナルとチェルシーの現状を見ると、1月に市場に出なければ……」
7戦未勝利
プレミアリーグ第13節でリヴァプールと対戦し、敗戦したマンチェスター・シティ。0-2という結果ではあったが、もっと得点を決められていてもおかしくないほど、リヴァプールに圧倒された試合だった。 [動画]ペップ・シティの試練は続く リヴァプールとの大一番では力の差を見せつけられ敗北 これでペップ・グアルディオラ率いるシティは公式戦7戦勝利なし。その間1分6敗となっており、一向に復活する気配が見えない。主力選手も数人怪我から復帰しているものの、絶好調なリヴァプールの選手たちと戦えるほどにコンディションは戻っていない現状だ。 この敗戦でシティは5位にまで順位を落とし、首位リヴァプールとの勝ち点差は11に。まだシーズン前半戦とはいえ、追いつくのが簡単ではないほど離されてしまった。そんななか、リヴァプールOBのジェイミー・キャラガー氏は今のシティでは優勝争いどころか、CL出場圏内となる4位以内のフィニッシュも危ういのではないか、と語った。 「実際、マンチェスター・シティは、トップ4入りを争うことになるかもしれない。アーセナルとチェルシーの現状を見ると、1月に市場に出なければマンチェスター・シティが彼らを上回るのは難しいだろう」 「今のところ、シティは今シーズン終了までにさらに4、5試合負ける可能性があると思う。アーセナルのエネルギー、チェルシーの若い選手たちのエネルギーを見ると、シティがこの2チームよりも上位でシーズンを終えるのは難しいかもしれない。マンチェスター・シティにとって、これはミニ・クライシスであり、2年前のリヴァプールを彷彿とさせると思う」(英『Daily Mail』より) 10月下旬から約1カ月ほど苦戦していたライバルのアーセナルは現在公式戦3連勝と息を吹き返しており、若手中心のチェルシーの勢いも止まる事を知らない。キャラガーのいうように現状を変えるには冬の移籍市場で大胆に動く必要があるかもしれないが、シーズン途中である1月の移籍市場でビッグディールは成立しづらい。 現段階では光の見えない暗いトンネルの中にいるかのようなペップ・シティはこのままではトップ4入りも怪しいかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部