阪神・村上が六回途中4失点降板 今季6勝目の権利も不完全燃焼
「阪神-中日」(4日、甲子園球場) 先発した阪神・村上頌樹投手は5回2/3を5安打安打4失点(自責1)で今季6勝目の権利を持って降板した。 【写真】途中降板の宣告に思わず顔をしかめる村上 中日とは今季6度目の対戦。立ち上がりは苦しんだ。初回、先頭・岡林に8球粘られ9球目に右前打を許す。続く福永が放った三塁線への打球を捕球した佐藤輝が二塁へ悪送球し、無死一、二塁とピンチを招いた。カリステの犠打で背負った1死二、三塁は細川を空振り三振に仕留めるも、続く宇佐見に2点中前適時打を浴びて先制点を献上。初回だけで37球を投じる苦しい展開となった。 それでも、チームは直後に一挙6得点ですぐさま逆転に成功。右腕も二回以降は立ち直り、スコアボードにゼロを並べた。 再びピンチを招いたのは8-2の六回だ。先頭・細川に初球直球を捉えられて左越えソロを被弾。続く宇佐見には右翼フェンス直撃の二塁打を浴び、石川昂に四球を与えピンチを招いた。続く板山は二ゴロ併殺に打ち取ったが、なおも2死三塁から村松の打球を中野がファンブルし、痛恨の4失点目。2死一塁で代打・川越が告げられたところで降板となった。 後を受けた島本は川越に四球を与えるも、続く岡林を空振り三振に仕留めてピンチを脱した。