11月17日にポートメッセなごやで行われる「RIZIN　LANDMARK10」に出場する浜崎（左）と練習相手の山本美憂

　11月17日にポートメッセなごや第1展示館で行われる「RIZIN　LANDMARK　10」でシン・シュリ（30＝韓国）と対戦する浜崎朱加（42＝AACC）が30日、都内で練習を公開した。昨年引退した元レスリングの女王・山本美憂（50）を相手に2分1ラウンド（R）のミット打ちを披露。軽快な動きを見せていた。 　2年2カ月ぶりの復帰戦に浜崎は「骨折は万全で順調にきている。実感が湧いてきた」と元女王が意気込む。 　浜崎は22年9月のパク・シウ（33＝韓国）の2R途中で左腕の尺骨を骨折。痛みを我慢し最終Rまで戦いながら判定負けした。その後、手術し、一度は回復し、試合が決まっていたものの、練習中に再び骨折。再度手術を行った。 　今回は「打撃を教えてもらいたかった」と美憂に“弟子”入り。今月に入り一緒に練習しているという。「美憂さんからいろいろ教えてもらい問題ない」と笑顔。美憂も「今回初めて2人でやって一緒に練習できて新鮮。試合は凄く楽しみ」と名古屋に帯同する。 　対戦相手のシン・シュリには「復帰戦では強敵。スタミナあるし、根性もある。気持ちの面で負けないように。自信はあります」と強気に言い放つ。さらに「一番警戒するところは肘で切られたら終わってしまうので」と注意を払うが、「対策はできている」と話す。 　元女王でも2年2カ月間、試合から離れており、ベテランの域にいる。「試合から離れて知らない人もいる。女子でもインパクトを残せる試合をしたい。若い世代に残せる試合をしたいと思う」と力を込めた。