“内向型人間”には名刺こそ「会話の最強お助けアイテム」だ 「人脈の達人」がやっているおすすめの方法は?
そこで獺祭の蔵元である旭酒蔵の桜井会長と弘兼憲史さんをつないだことで「獺祭 島耕作」が誕生した話をしたり、人をつなぐためにいろいろな会を主催していることを話したりします。 1枚の名刺から話が広がっていくので助かります。 ■会社の名刺だと「話が広がりにくい」 これが会社の名刺だと、「会社のイメージ」で判断されてしまうことが多いものです。 会社の名刺では、会社の業務内容や、業績について聞かれることになり、自分のプライベートなことを話すきっかけになりません。
ですから、会社の名刺とは別に「オリジナル名刺」をつくっておくことをおすすめします。 「自分はこういうことをやっている」 「こういう人間です」 「こういうことに興味を持っています」 とアピールできる名刺、相手の興味を引く名刺、「これは何ですか?」と思わず聞きたくなる名刺があると、そこから自然と話が弾むので非常にラクです。 それから「〇〇観光大使」「〇〇観光アドバイザー」などをしている人はそれを肩書きに入れたり、本を出している人なら「書影」を入れたりするのもいいと思います。これらも自然と、その話題で盛り上がります。
■「自然と話が弾む」名刺とは? もちろん何か特別なことを書く必要はまったくありません。 「自分の好きなこと」「趣味」「取り組んでいるボランティア」「愛読書」「座右の銘」「好きな本」「好きな作家」「好きなアーティスト」など、自分が人に語れるものであれば何でもいいのです。 「バイクのツーリングが趣味」とか「広島カープファンです!」「全国の日本酒の飲み比べが好きです」といった具合です。 写真が趣味の人なら、自分のベストショットを裏面に印刷してみたらどうでしょうか。
写真好きな人は、関心を持って質問すると思います。 私の知人で自分で撮影した全国の名勝地の風景写真を裏面にした名刺を7種類作っていて、トランプを広げるように相手に見せて好きな名刺をどうぞと渡す人がいます。「どこの写真ですか?」と盛り上がります。 自分の似顔絵を印刷している人もいました。 これも渡すだけで「似ていますね!」「誰かに描いてもらったのですか?」などと、話に花が咲きます。 猫を飼っている人なら飼い猫の写真を入れるのもいいでしょう。猫好きな人は多いですから、それだけで盛り上がることも多いです。