23歳日本代表GKがJ1町田へ完全移籍 期限付き移籍の今季は35戦でリーグ最少31失点の活躍中
サッカーの今季G大阪から町田へ期限付き移籍した日本代表GK谷晃生(23)が、町田に完全移籍となることが15日、分かった。町田のクラブJ1初挑戦となった今季、ここまで不動の守護神としてリーグ戦は出場停止の1試合を除いた35試合に出場し、リーグ最少31失点のチームを支えている。クリーンシート(無失点試合)総数も17試合でリーグ最多を誇る守護神が、来季も町田のゴールを守ることになった。 日本代表としてW杯アジア最終予選にも参加中の谷は、今季J1でクロスキャッチ率(39%)、ペナルティーエリア外シュートキャッチ率(66・7%)がともにリーグ2位。相手にセカンドチャンスを許さないキャッチの正確さを武器に、ここまで3位と躍進し、残り2試合で首位・神戸と勝ち点5差ながら、J1初昇格初優勝の可能性も残す町田の快進撃を支えてきた。日本代表ではGK鈴木彩艶(22)=パルマ=に先発の座を譲っているが、その実力は日本屈指だ。 G大阪時代は元日本代表GK東口とのポジション争いもあり、多くの出場機会をつかむことはできず。20年から3年間は湘南、23年途中にはベルギー2部デンデルへの期限付き移籍を経て成長を遂げた。今季信頼をつかんだ町田で、来季はさらなる飛躍を目指す。 ◆谷 晃生(たに・こうせい)2000年11月22日、大阪府生まれ。23歳。G大阪下部組織から、18年にGKとしては初の飛び級でトップ昇格。20~22年はJ1湘南、23年途中にはベルギー2部デンデルへ期限付き移籍。21年東京五輪では正GKとしてベスト4進出に貢献。22年の東アジアE―1選手権・韓国戦でA代表デビュー。国際Aマッチ出場2試合。187センチ、84キロ。
報知新聞社