石破首相、年明けに公邸入居 危機管理を重視
石破茂首相は27日、首相官邸で記者団に「首相公邸の点検・修繕作業が終了した。 できるだけ早期に首相公邸へ入りたい」と語った。同日の内外情勢調査会では「危機管理」重視を強調した。首相周辺によると、年内に東京・赤坂の衆院議員宿舎から荷物を移し始め、年明けに入居する予定だ。 議員宿舎には森山裕自民党幹事長や側近の赤沢亮正経済再生担当相も居住していて、首相は周辺に「いつでも会える」と漏らしていた。 最近の首相では、岸田文雄氏が就任2カ月後から公邸で暮らし始めたが、故安倍晋三氏は東京・富ケ谷の私邸に住み続け、菅義偉氏も議員宿舎から移らなかった。公邸は幽霊が出るとのうわさもあるが、首相は記者団に「『オバケのQ太郎』世代なので、大して恐れない」と強調した。