もたつくユナイテッド。テン・ハーフは戦術スタイルの確立を何より急ぐべきだ【現地発】
試合を通して主導権を握り相手を圧倒したわけではない
就任1年目でユナイテッドをタフに戦える集団に変えたテン・ハーフだが、戦術面に関してはまだ道半ば。スタイルの確立を急ぎたい。(C)Getty Images
アーセナルに1-3で敗れるなど、マンチェスター・ユナイテッドがもたついている。エリク・テン・ハーフ監督に求められるのは、何より戦術スタイルの確立だ。戦い方の基盤が固まれば、結果はおのずとついてくる。(文:オリバー・ケイ/訳:井川洋一 2023年9月21日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― プレミアリーグ4節、マンチェスター・ユナイテッドはアウェーでアーセナルに1-3で敗れた。 前半はよくボールを支配し、パス成功数は相手を上回った。ユナイテッドの246本に対し、アーセナルは187本だ。エリク・テン・ハーフ監督も、ポジティブに試合を振り返っている。 「チームのパフォーマンスに満足している」 そのうえで判定への不満を露わにして、不運の負けだと言った。 「良いプレーをしたが、アンラ
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