【神奈川グルメ】スッポン・マムシ・クマも味わえる!日吉にあるディープなスタミナ料理店『鳥八』に行ってきた
「うちは女性に来て欲しいんですよ。スッポンは女性にとても良いから。色々な不調にも美容にもいいんですよ!」と効能を情熱的に語ってくれる女将さん。その話を聞いているだけで、モリモリと元気が湧いてくる気がします。この人情味あふれる女将さんに会いに来る女性客も多いらしく、気持ちがわかります。 店の小上がり席の壁一面にメニューが貼られています。スッポンの他、マムシ、熊、馬刺し、などスタミナのつきそうなメニューがズラリ。どれも気になりますが、今回はスッポン鍋です。 スッポン料理コースは、スッポンの血と胆汁、肝揚げ、鍋、雑炊がセットで一人前4000円と激安! 一つの鍋に一匹のスッポンを使い、人数によって使うスッポンの大きさが変わるそう。なお、スッポンは注文を受けてから、生きているものを捌いてくれます。
最初にスッポンの血と胆汁が出てきます。どちらも焼酎で割って飲みやすくなっています。血はやっぱりなんとなく血の香りがありますねー。胆汁のほうはやや苦味を感じます。飲み干すと、カッと体が熱くなってきました。
スッポンの血を飲み干すと、小さな塊が! スッポンの心臓です。心臓は一つなので、グループのうち一人のグラスに入っていて、それが「当たり」です。チュルっとしたやや弾力の食感で、焼酎に浸かっていたこともあり、特に何かの味は感じませんでした。
さて、いよいよスッポン鍋の登場です。やや甘めの褐色のスープで、ネギや三つ葉が表面にあしらわれています。煮込まれて具材に火が通った状態で出てくるので、すぐに食べられます。中には豆腐やエノキダケも入っています。
鍋の底をレンゲで探ると、スッポンの頭を発見! 皮の下のコラーゲンがプルプルで身はとろける柔らかさです。わかりやすいもので例えると、食感は極限まで煮込んだ手羽先に近いかもしれません。クセはなく、見た目に反してあっさり。かなり万人受けするおいしさです。