成田凌、撮影現場へのこだわりは“差し入れ”…吉川愛のむちゃ振り要望は「生のネギ!」<降り積もれ孤独な死よ>
成田凌と吉川愛が共演するドラマ「降り積もれ孤独な死よ」(毎週日曜夜10:30-11:25、読売テレビ・日本テレビ系※TVer、Huluにて配信)。本作は、原作・井龍一、漫画・伊藤翔太による同名漫画(講談社「マガジンポケット」にて連載中)をベースに、オリジナル要素を付け加えてドラマ化。物語は、一軒の人気のない屋敷で13人の子供の白骨死体が見つかった、通称・灰川邸事件から動き出す。 【写真】寝る前に手をつなぐ冴木(成田凌)と花音(吉川愛) 成田が演じるのは、本作の主人公であり事件の真相を追う刑事・冴木仁。めったに事件の起きない山梨の富士山北警察署に勤務する刑事だが、通報を受けて駆け付けた屋敷で子供たちの白骨死体と謎のマークを発見する。事件を捜査するうちに、冴木の生き別れた弟が容疑者の関係者として浮上する。 一方、吉川が演じるのは、冴木の前に現れた謎の女性・蓮水花音。かつてこの屋敷で暮らしていたという彼女は、屋敷の持ち主で事件の容疑者・灰川十三を“父”と呼び、灰川は「犯人ではない」と主張。冴木と共に事件の真相を追う。 そんな二人に、撮影の裏側やドラマの見どころを聞いた。 ■先が読めないヒューマンサスペンス 成田:僕が演じる冴木仁は、灰川邸事件の担当刑事で、周囲に振り回されながらも自分の道を行く、根は優しい人物です。生き別れた異母弟が容疑者の関係者として浮上し、事件への思いが強くなっていきます。 吉川:私が演じる蓮水花音は、灰川邸事件の容疑者・灰川(小日向文世)を父と慕う女性。重い過去を持つミステリアスな人物なので、どんなあんばいで演じるかが難しくて。でも嫌いになるような人ではなくて、むしろ魅力的だと思える女性です。 成田:バディではあるけれど、ちぐはぐというか、息が合っていない違和感があるといいなと思っています。それは、突拍子もない行動を取る花音に対して毎回驚かされるから。どこまで慣れずにいられるかは、重要かもしれないな。 ■複雑な過去…役に引きずられることはないのか? 成田:自分では普通のつもりでも、周りは何となく誤差を感じているようですね。 吉川:私はあまり引きずらない方ですが、今回の花音のような難しい役のときには、少し引きずってしまうみたいです。 成田:ペットって、そういうのを察知するんじゃない? 吉川:うちの愛犬は、いつも能天気に「散歩!」って(笑)。だから家に帰った瞬間に、素の自分に戻れるんですよね。 成田:それはいいね。僕の切り替えは、サウナかな? 水風呂で体を強制的にギャッとする(笑)。 ■成田凌、心掛けたいのは「差し入れ」 成田:気遣いよりも、甘いものが勝つときってあるんですよね(笑)。甘いものがあると、キャストもスタッフさんも笑顔になる。一丸とならないと夏のドラマは乗り切れないから、僕は差し入れを頑張ります! 吉川:うれしい~! 成田:あ…、さすがにユッケは無理だよ! 吉川:じゃあ、生のネギで! 成田:みんなはいらないから、ロケ先で無人販売所を見つけたら買っておくよ。他は? お兄さんに欲しいものを言ってごらん! 吉川:栗きんとんがいいです。もしくはもなか。ちなみに、こしあん派です! 私も、一回は差し入れしますね。 成田:4カ月の撮影で1回? でも、数じゃなくて、質ですからね。その一回に負けたくないな。 ■いよいよ折り返し…ドラマの見どころ 成田:さまざまな事件の軸は過去にあります。僕個人としては、冴木の心が人との関わりの中でどう動いていくのかを見てほしいですね。せりふがすてきなので、その一つでも皆さんの中に残るものがあれば…。とにかく、見どころだらけの作品。最後まで突っ走るので、お見逃しなく!