【ちくご情報局】ホークスの三軍・四軍スター候補 ソフトバンク・山本恵大&盛島稜大インタビュー
四軍制を敷き、育成選手だけでも50人以上が在籍するソフトバンク。本連載では、若鷹たちが二~四軍で切磋琢磨して成長していく様子や、『HAWKSベースボールパーク筑後』で行われるイベントなど、筑後をメインにしたファーム情報を、たっぷりお届けしていきます! 【選手データ】山本恵大 プロフィール・通算成績・試合速報 もっともっと頑張っている若鷹たちを知ってもらいたい! 上の舞台を目指して、三軍、四軍でキラリと光る活躍を見せる選手たちに迫ります。今回は打撃力が魅力の2選手が登場。若き“原石”たちの成長を見逃すな!
山本恵大「チームの顔になれるように」
昨年9月に左膝を手術。今春のキャンプもリハビリ組で過ごしたが、オフに一度、契約が切れる育成3年目にかける思いは特別だった。“結果”を重視した打撃スタイルで、手応えもつかんでいる。 ──今季、ここまでを振り返って。 山本 スタートからいい結果が残せているので、自分では順調に来ているかなと思っています。育成3年目なので、勝負の年。1年目から2年目になるときも違ったんですけど、2年目から3年目となるともっと違って。チーム状況もありますが、やっぱり支配下に向けてというところで、危機感とプレッシャーはすごく感じながら毎日を過ごしています。 ──これまでと違うところ、変化したところはありますか。 山本 前までは(打球を)飛ばそう、飛ばそうと思っていたんですけど、今は守備の間を抜くようなヒットを打とうと。丁寧に実戦を意識して、間、間を抜くように意識してバッティングをしています。ヒットをメインに、率(打率)を残したいなと思って今季入ったので。 ──それは自分で考えてのこと? 山本 自分で思いましたね。やっぱり上に上がるためには、ホームランより率を残したほうが見栄えがいいのかなと思って。 ──魅力の一つに長打力、本塁打がある中で、そことのバランスは? 山本 まずは、上を目指すためには今の形で。やっぱり大きいのを狙うと、性格的に雑になっちゃうんですよ(照笑)。力任せになってしまうので、丁寧に、丁寧に。リハビリ組のときから今まで練習でやってきていることが、今は試合でもできている。やっていて楽しいですね。 ──課題と、そこへの対応は? 山本 真っすぐに振り負けないように。一軍レベルのピッチャーの速い真っすぐに振り負けないように、始動を早くしたり、マシンで慣れておくとかしたりして準備しています。