【ちくご情報局】ホークスの三軍・四軍スター候補 ソフトバンク・山本恵大&盛島稜大インタビュー
──今の自身の強みを教えてください。 山本 今季はチャンスに強いかなとは思っています。数字(得点圏打率)とかはあまり気にしていないんですけど、結構ランナーがいるときのほうが気持ちが入って集中できているので。そのときに打っているイメージが、自分の中ではありますね。 ──今後の目標、将来はどんな選手になっていきたいですか。 山本 まずは「二軍に上がって、二軍に定着すること」ですね。支配下(登録期限)までもあと2カ月ぐらいあるので、そこはあきらめずに。一軍で、みずほPayPayドームで試合に出るのが目標。そして、チームの顔になれるように。やっぱり、クリーンアップはカッコいい。そういう選手になっていきたいです。
盛島稜大「正捕手になって全試合出場」
スケールの大きさなど、城島健司球団会長付特別アドバイザー兼シニアコーディネーターが名前を挙げて高い評価を送ったのが、2022年秋のドラフトで最後の最後に指名された大型捕手だ。大きな期待に応え、“下克上”を起こす。 ──今季、ここまでを振り返って。 盛島 昨年はケガ(腰)をしていてほとんど試合に出られませんでした。そういう意味では順調。まずはケガをしないで、三軍で結果を残してアピールしていければと思います。 ──どんなルーキーイヤーだった? 盛島 5月にケガをして、最後(10月)の韓国遠征までずっとリハビリ組だったので。体のケアとかをしっかりしないといけないなと気づけた1年目でした。柔軟の方法、ケアの仕方なども教えてもらって、今年はそれを生かしてやっています。 ──試合に出る中で感じることは? 盛島 いつもやっていること、練習ではできていることが、試合ではできなかったりする。やっぱり練習からいつもどおりの感覚で、試合を意識してやらないといけません。まだまだ意識が足りないと思いますね。 ──1年目と比べて、自身の成長を感じるところはありますか。 盛島 バッティングで、真っすぐのコンタクト率というところは。今年は真っすぐもしっかり打てていると思います。万波中正選手(日本ハム)のバッティングフォームを見て、ちょっと自分のフォームも変えてみたんです。真っすぐに対してボールの軌道にバットを入れていくというのを、自分なりに考えて。そこから良くなったかなと思いますね。 ──先日、城島氏が盛島選手の名前を挙げて、絶賛していました。 盛島 期待されているというのがすごく伝わってきましたし、それに応えるためにしっかり練習しないといけないなと思って、またあらためて気が引き締まりました。 ──城島氏が「伸びしろがすごい」と。盛島選手は自身の伸びしろについて、どう感じますか。 盛島 バッティングもそうですけど、守備かなと。まずは守備が大事だと思う。プロのピッチャーの球は真っすぐは速いし、変化球も緩いだけじゃない。特にワンバン(ワンバウンド)をしっかり止めるというところで信頼を勝ち取れると思います。