変貌するイタリア代表への「好印象」【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
新指揮官が重きを置くのはテクニックとファンタジア
マンチーニ監督は技術と創造性を持った選手を集め、ボールと主導権の支配に重点を置いた攻撃サッカーを志向。イタリア代表に小さくない革命を起こしている。(C)Getty Images
EURO2020の予選で2連勝と好発進したイタリア代表。初戦の貴重な先制点を決めた22歳のMF、2試合連続ゴールの19歳のFWなど若手の躍動に加え、伝統とは一線を画した攻撃的なスタイルでも好印象を残している。(文:マウリツィオ・クロゼッティ・訳:片野道郎 2019年4月4日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イタリア』を転載) ―――◆―――◆――― 「新しいイタリア代表」が、もしかしたら本当に誕生したのかもしれない。2018年5月の代表監督就任からおよそ10か月の時を経て、ロベルト・マンチーニは最初の目標であるEURO2020の予選突破に向けて、正しい第一歩を踏み出した。 大会史上初めてヨーロッパの国をまたいだ主要都市(12か国12都市)で開催される今回のEUROだが、開幕戦はローマが舞台になると決まっている。イタリア代表が不在などという事
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