ビットコインETFへの資金流入よりも、ステーブルコインと米国債が重要:暗号資産アナリスト
今後の見通し
英国を拠点とするヘッジファンド、AWRキャピタル(AWR Capital)のマネージングパートナー、フィリップ・ギレスピー(Phillip Gillespie)氏によると、最終的には、FRBがオーバーナイトのリバースレポ取引(RRP)でシステムを支え続ける限り、リスク資産は足場を固めるだろうという。 オーバーナイトRRPは、FRBが余剰資金を短期金融市場から取り除くための手段。昨年初め以来、RPP枠は枯渇しており、かつて眠っていた現金が再配分され、金融市場のリスクテイクを支えている。 「FRBはオーバーナイトのリバースレポを通じて市場を支え続けており、粘着性の高いインフレが問題になっているが、財政赤字が膨らみ、政府から債務の調達コストを抑制するよう圧力がかかっていることから、利下げの話も出てきている。リスク資産は、地政学的な緊張の高まりや利回りの上昇によって、あちらこちらで揺れ動くだろうが、リスク資産と暗号資産は全体的に米国の選挙を控えて、今年は十分にサポートされるはずだ」とギレスピー氏は語った。 |翻訳・編集:山口晶子、増田隆幸|画像:Kevin Ku/Unsplash|原文:Stablecoins, U.S. Government Debt More Important Than Bitcoin ETF Inflows, Crypto Analysts Says
CoinDesk Japan 編集部