初出場・千葉百音、2位で初の銀メダル フィギュアスケート・グランプリファイナル
◇7日 フィギュアスケート グランプリ(GP)ファイナル最終日(フランス・グルノーブル) 女子はフリーを行い、昨季四大陸女王で大会初出場の千葉百音(19)=木下アカデミー=が合計208・85点で2位となり、GPファイナルでは自身初の銀メダルを獲得した。ショートプログラム(SP)2位で臨んだフリーは2位の139・52点をマークした。 5番滑走で登場した千葉は冒頭でフリップ―トーループの連続3回転を決めて、GOE(出来栄え点)で1・44点の加点を獲得。続く3回転サルコーも1・11点の加点を得たが、3本目の3回転ループが減点のジャンプとなった。基礎点が1・1倍となる後半は3回転ルッツからの3連続ジャンプで減点を受けながらも、他の2本をしっかり降りてカバー。3本全てのスピンとステップを最高のレベル4としたものの、SPに続いてフリーも1位の得点をマークして合計212・07点で初優勝したアンバー・グレン(米国)を逆転することはできなかった。 他の日本勢は、3年連続世界女王で大会連覇を目指した坂本花織(24)=シスメックス=がフリー3位の137・15点をマークして3位となり、銅メダルを獲得。2022年北京冬季五輪団体銀メダルメンバーでSP6位の樋口新葉(23)=ノエビア=が合計195・96点の4位、昨年大会3位でSP3位の吉田陽菜(19)=木下アカデミー=は合計194・02点の5位、大会初出場でSP5位の松生理乃(20)=中京大=は合計189・02点の6位だった。
中日スポーツ