熱海市の日本画家坂本武典さんがラベルを描いた日本酒「天虹」が販売開始 幸せ願い「白蛇」 売り上げの一部を伊豆山復興支援へ
熱海市の日本画家坂本武典さんがラベルを描いた、静岡市の駿河酒造場が手がける純米酒「天虹」の販売が始まった。売り上げの一部を伊豆山土石流災害復興支援金として寄付する。熱海市内3店舗で取り扱う。26日に咲見町の天神酒店に並んだ。 熱海市の日本画家坂本武典さんがラベルを描いた、静岡市の駿河酒造場が手がける純米酒「天虹」の販売が始まった。売り上げの一部を伊豆山土石流災害復興支援金として寄付する。市内3店舗で取り扱う。26日に咲見町の天神酒店に並んだ。 坂本さんは同酒造場杜氏(とうじ)の萩原大吾専務(47)と高校時代のクラスメートだった縁で、干支(えと)ラベルを書き下ろしている。寄付するのは今年で4回目。 今年のタイトルは「吉兆彩蛇(きっちょうさいじゃ)」。福を招く銀色に輝く白蛇が、縁起物の打ち出の小づちや宝珠、ひょうたんを携えて、小判をまきながら進む様子を表現した。坂本さんは「伊豆山にますます幸せが舞い降りるように願いを込めた」と話す。 萩原専務によると、天虹はやや辛口で、しっかりとした味わいが特長という。300ミリリットルが550円、720ミリリットルが1320円(いずれも税込み)。 坂本さんと同級生の天神酒店の鈴木宜志社長は「宿泊施設が正月用に利用してくれた。年々問い合わせも増えてきた」と語る。 同店は年内は休まず、年始は5日から営業する。市内では同店の他、近江屋酒店、石和酒店でも販売する。
伊豆新聞デジタル