今田美桜「〈お言葉を返すようですが〉って使ったことないです」山本耕史「僕は〈お言葉を返す〉ほうなんです」
現在放映中の『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)。原作者の池井戸潤さんが、ドラマの収録現場に「陣中見舞い」に訪れました。和気藹々とした雰囲気の中で行われた、出演者との本音トークをお届けします。(取材・文◎吉田大助) 【写真】第一銀行のエリート紀本と昇仙峡 * * * * * * * ◆原作者と出演者4名によるクロストーク 4月某日、日本テレビ系連続ドラマ『花咲舞が黙ってない』(土曜21時~)の撮影現場を、原作者の池井戸潤さんが訪れた。 今田美桜さん演じるヒロインは、メガバンク・東京第一銀行の臨店班に所属する花咲舞。上司である相馬健(山本耕史)と共に銀行内で起きたトラブルを次々に解決し、密かに進行する陰謀に立ち向かう──。 本作はかつて杏さんと上川隆也さんのコンビでドラマ化されている(2014年/2015年)が、今回キャストを一新。過去2回のドラマ放送後に発表された新作小説(中公文庫・講談社文庫『花咲舞が黙ってない』)を原作に、ドラマオリジナルの展開も盛り込んだ内容になるという。 池井戸さん、今田さん、山本さんに、次長役の飯尾和樹さん、今回は舞の叔父で居酒屋「花さき」店主役を演じる上川隆也さんを加えて、「花さき」の撮影セットの中でおこなわれたクロストーク。舞の「お言葉を返すようですが」というキラーフレーズについて盛り上がった。
◆舞は誰かのことを常に思って発言している 今田 私は、プライベートでは「お言葉を返すようですが」って、一度も使ったことはないので……。 上川 これからもあんまり使わないでいいんですよ?(笑) 飯尾 でも、結構みんな心の中では思っていますよね。「それを言うんでしたら」、みたいな。 上川 だからこそのカタルシスが、この作品にはあるんじゃないでしょうか。 今田 「お言葉を返すようですが」もそうですが、その後に続く舞の言葉に対して、同じことを感じているという方がたくさんいらっしゃると思うんです。その言葉を伝える相手との向き合い方によって、「お言葉を返すようですが」の意味がどんどん変わっていて、今3話まで撮影が終わりましたが、舞は自分のためというよりは誰かのことを常に思ってそう言っているんだなと感じていて、だからこそグッときました。
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