「5円で買った家」が毎月4万円の利益を生む…元サラリーマン投資家が「空き家投資は儲かる」と説くワケ
■「困りごとを解決」するほうがビジネスは長続きする このように、私は不要なお困り空き家を安く引き取り、それを「生活に困っている」という生活弱者に安く貸すビジネスをしています。そもそも私は、「ビジネスとはお困りごとの解決である」と考えています。そしてそのお困りが強いほどビジネスは儲(もう)かり、お困りが多いほどビジネスは長続きします。 住居として普通賃貸することもありますが、それ以外にも障害者グループホームとして賃貸するケースもあります。現在、心身に障害のある障害者は1000万人いて、年々増加傾向にあります。障害の度合いに応じて、日常の社会生活を送る準備をするための障害者グループホームがまだまだ足りない現状があります。 不要な空き家を安く買い取り、こちらの場合はリフォームを施したうえで、こうした社会福祉系の団体や法人に貸すことも収益性の高い賃貸事業として魅力的なものになります。とくに収益面だけでなく、障害者の自立支援を助ける社会貢献度の高いビジネスでもあるためです。 多くの人にとっては面倒なお荷物となる空き家をうまく活用することで、社会的意義の大きなビジネスにつなげることができ、社会や地域に貢献することも可能であると考えます。 ---------- 椙田 拓也(すぎた・たくや) 空き家起業家/滑川市まちづくりワーキンググループ委員/マネー総研 所長 1974年生まれ、兵庫県出身。北九州市立大学経済学部卒。大和ハウスから転職したオリンパス時代に不動産投資を開始。5000万円の家賃収入を得てリタイア。自身での空き家引き取り件数は年間50件を超える。空き家問題に対して、地方自治体での講演、自治体と提携して空き家活用やまちづくりを行う。不動産投資のほか建設業、二級建築士事務所、宅建業など複数の会社を経営する事業家でもある。空き家ビジネスのスクールやコミュニティを運営。近年は上場企業や金融機関などからマネー・リテラシー教育に関する社内研修や講演などの依頼も多数。1万部を突破した『「空き家」で儲ける! 驚異の利回り100%不動産投資術』(宝島社、共著)など著書多数。 ・椙田拓也 不動産投資で成功するための公式ブログ ・YouTube:椙田拓也 空き家起業家のビジネス大学 ----------
空き家起業家/滑川市まちづくりワーキンググループ委員/マネー総研 所長 椙田 拓也