「全然良くなかった」 笹生優花はムービングデーで悔しい後退
◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 3日目(23日)◇ティブロンGC ゴールドコース(フロリダ州)◇6700yd(パー72) 【画像】テキサス州ダラス 笹生優花の自宅を訪問 目指していた最終戦の優勝は、だいぶ遠のいてしまった。4年連続4度目の出場となる笹生優花は38位から3バーディ、1ボギー2ダブルボギーの「74」で回り、通算1オーバー51位に後退。追い上げを図ったムービングデーでの低調に、「スコアの通り、全然良くなかった」と珍しく不満の言葉だけを吐き出した。 1番(パー5)からトラブルに見舞われた。ドライバーで打った1打目はフェアウェイを捕らえたが、2打目を右のネイティブエリアに入れてアンプレヤブルを適用。砂地からの4打目をグリーン手前のバンカーに入れ、5オン2パットのダブルボギーにした。さらに、3番でも1打目を左のネイティブエリアに打ち込み、再びアンプレヤブルの処置をしてボギーとした。
6番(パー5)ではピン奥1mのチャンスを決め、7番(パー3)もティショットをピンに絡めてのタップインでバーディを重ねたが、9番で再びダブルボギー。フェアウェイから打った2打目がガードバンカーにつかまり、左足だけをバンカーに入れる不安定なスタンスから脱出に2打を要した。
6月「全米女子オープン」で大会2勝目を挙げた2024年シーズン。年間ポイントランキング上位60人のみが進める最終戦に照準を合わせてきただけに悔しさが募る。ラスト18ホールに向けては「とくにやることはないかな。最後なので楽しんでやるだけ」と話した。(フロリダ州ネープルズ/石井操)