弟の買ったばかりの車が「水没」で台無しになったようです。車両保険に入っていたら新しい車に買い替えられたのでしょうか?
新車に買い替えはできるの?
水没による全損時の新車買い替えに備える場合、車両保険の特約加入の有無が大きく影響します。 新車で購入後に「車両新価保険特約(新価特約)」に加入している場合、初年度登録から5年間は1年目に設定した保険金額が保証され、車両金額の半額以上の修理費になる場合には新車に買い替えることも可能です。 また、5年以上乗っている車が「車両全損修理時特約」に加入している場合、時価相当額を超えた場合の修理費が補てんされ、買い替え時の費用の足しとなります。 ただし、津波の被害により車が水没してしまった場合、車両保険は「保険適用外」ですが、一部の保険会社では地震特約も販売されています。併せて加入しておけば50万円の保険金が支払われるなど、新車買い替えの足しにできます。
水害に備えた保険の選び方
車の任意保険では「車両保険」にも加入して車両に対する補てんとして備え、新車の場合は「車両新価保険特約(新価特約)」、5年以上乗っている場合には「車両全損修理時特約」への加入を検討してみましょう。修理費が高額になりやすい水害への備えに安心です。 また津波などを原因とする水没に備える場合には、車両保険は適用外となるため、『地震・噴火・津波危険「車両全損時一時金」特約』などへの加入を検討しましょう。津波によって水没してしまった場合、一定額の保険金が支払われます。
万が一の水害に備えておこう
毎年どこかでゲリラ豪雨や台風など、水害が発生しています。車が水没すると、高額な修理費に加え、全損として車の買い替えが必要になるケースも多く発生します。水害が心配な場合には水没に備えた車両保険に見直してみてください。 出典 損害保険料率算出機構 自動車保険の概況 2023年度版 (2022年度統計) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部