子どものスマホ、アクセス制限している保護者は3割 広島県調査
広島県内の子どもが使うスマートフォンのうち有害サイトへの接続を制限するフィルタリングを利用している割合が3割にとどまっていることが、県の本年度の調査で分かった。フィルタリングを知っている保護者の割合は8割超に上っており、県は「子どもが制限を嫌い、加入後に保護者が解約するケースが多いのでは」とみている。 調査は県内の10~17歳の子どもを持つ保護者を対象に2020年度から毎年実施している。本年度は5~6月、オンラインでアンケートをし、483人が回答した。 フィルタリング利用率は30・5%で20年度から横ばいが続く。保護者のフィルタリングの認知度は84・0%で同様に横ばい傾向だった。通信事業者への聞き取りでは、契約時の加入率は7~8割に上っているため、県はアプリの利用制限や設定の複雑さから途中で保護者が解約するケースが多いとみる。
中国新聞社