素晴らしい馬体持つ“ネクスト・レモンポップ”がレパードS制覇へ 秋にフォーエバーヤング&ラムジェットの牙城崩すかも
元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が29日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。4日(日)に新潟競馬場で行われるレパードステークス(3歳・GIII・ダ1800m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。 【写真】ミッキーファイトこれまでの軌跡 田井氏は複数頭の名前を挙げたが、ミッキーファイト(牡3、美浦・田中博康厩舎)を真っ先にピックアップした。開口一番に「デビュー前から厩舎で“ネクスト・レモンポップ”になってくれればと高い評価を受けてきた逸材」と解説。フットワークが大きいため、馬群に包まれた前走のユニコーンSは不完全燃焼に終わったが、「パドックでの馬体のスケール感は、先着を許したラムジェットと遜色なく映った」と絶賛した。 続けて「レモンポップは祖母ハーピアが歴史的種牡馬デインヒルの全妹で、その名血由来の背中のしなやかさにこそ強さの淵源があると思う」と前置きした上で、ミッキーファイトも「ダイナカール~エアグルーヴに連なる名牝系の良血で、トップラインの美しさは抜きん出たものがある」と指摘。体質が強くなく、間隔を空けて大事に使われてきたことで、背中の流麗さが損なわれていない点も両者の共通点とした。まだ幼さを残す立ち姿だが、秋の飛躍に向けて期待大。「ジャパンダートクラシックでフォーエバーヤング&ラムジェットの牙城を崩すとすればこの馬。ここは通過点にしてもらいたい」と力強くまとめた。