【ONE】青木真也が11カ月ぶりONE参戦、サブミッショングラップリングで“若き天才”コール・アバテと対戦
2024年12月7日(土)、タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムにて開催の『ONE Fight Night 26』に、青木真也(日本)の出場が決定。ライト級サブミッショングラップリング戦で“10代の天才グラップラー”コール・アバテ(米国)と対戦することが発表された(※アバテは試合時に20歳)。 【写真】1月にリネカーをリアネイキドチョークで極めた青木真也 青木は、2024年1月28日のONE日本大会で、セージ・ノースカット欠場の代わりに緊急出場したジョン・リネカーを相手に、1R 3分、リアネイキドチョークで一本勝ち。2022年11月のサイード・イザガクマエフ戦の敗戦から1年2カ月ぶりのMMA戦で再起を飾っていた。 2019年10月のONE日本大会でホノリオ・バナリオに一本勝ち以降、江藤公洋、 ジェームズ・ナカシマ、エドゥアルド・フォラヤンを相手に4連勝をマークした青木は、2022年3月に秋山成勲に2R TKO負けすると、同年11月にイザガクマエフに1R TKO負け。グラップリングルールではケイド・ルオトロに判定負け、マイキー・ムスメシに一本負けしており、ONEでは4連敗と黒星が続いていたが、2024年1月大会でリネカーからタップを奪っている。41歳。 今回、青木がサブミッショングラップリングルールで対するコール・アバテは、試合時に20歳になったばかりの天才グラップラー。 ONEには初参戦で、幼少期と色帯のキャリアを通じて、ほとんどすべての主要トーナメントでゴールドメダルを獲得。AOJ(ART OF JIU JITSU)出身で、2023年7月のIBJJFアジア大会で優勝後、“レジェンド”ギリェルメ・メンデスからBJJの黒帯を授かっている。 テキサス出身のアバテは黒帯を巻いてまだ1年余りとはいえ、BJJとサブミッション・グラップリングの最高峰の大会に慣れていることは確かだ。 2021年、ADCCのイーストコーストトライアル66kg級で、当時まだ16歳のジュブナイル青帯だったアバテは、黒帯世界王者のエステバン・マルチネス 、EBI王者のジョン・カレスタイン、キース・クリコリアンらに勝利。また、ジオ・マルチネス、ディアンドレ・コルベといった世界トップクラスの黒帯にも勝利している。 若き天才アバテは、青木を相手にONEのサブミッション・グラップリングでどんなインパクトを与えるか。 またも本職のグラップラーをぶつけられた青木は、相手の土俵で、どんな試合を見せるか。 試合決定の報に、青木は自身のSNSで、ケンドーカシンの「オレがどんなレスラーになるかっていうのはね、オレが決めることじゃなくて、見てるお客さんがイメージ膨らませて、試合を通じて決めることだし、オレはもう、リングに上がってオレのレスリングをするだけ」(ケンドーカシン)という言葉を引用している。 なお、同大会では青木と同じライト級で、MMA王座をかけて王者クリスチャン・リー(米国/シンガポール)とアリベック・ラスロフ(トルコ)が対戦。 ONEフライ級2連勝中の若松佑弥(TRIBE TOKYO MMA)も約11カ月ぶりの試合で、LFAからONE初参戦のギルバート・ナカタニ(米国)と対戦する。