健康管理のプロは知っている「本当に体調がよくなる枕」の選び方
枕はどう選ぶべきか?
自分の健康を守ってくれる睡眠、そしてそれをサポートしてくれる枕ですが、自分に合うのを選ぶ際に大切にしたいのは「素材」「高さ」「大きさ」。 「素材」とそれぞれの特徴としては、以下のようなタイプが一般的のようです。 ● フィット感なら低反発ウレタン ● 寝返りしやすさなら高反発ウレタン ● 通気性ならマイクロファイバー ● 洗濯ならポリエステル ● 防虫ならパイプ ● 高さ調整ならコルマビーズ ● 耐久性ならパイプ 「音がなるのが嫌」とか「きれい好きで細かく洗いたい」とか、お好みに合わせて選ぶのがいいでしょう。 また、「高さ」としては、成人の頭部の重さは肩と耳のラインがまっすぐな状態でも5㎏ほどあるといわれ、首が前に出れば出るほど10~25㎏と重くなるといわれています。この重たい頭部を、立っている間は頸椎という首の骨が支えていますが、寝ている間は枕がその役割を担います。 頭部の重さで枕は沈みますが、その時に頚椎を一つ一つ支えるだけの高さを持つ枕が必要になります。寝ている間にも体に負担がかからないよう姿勢を正しく保てるのが、理想的な枕の高さなのです。 最後に「大きさ」ですが、最近の枕の傾向として機能を多くしようとしてか、大きいと立派に見えるからなのか、明らかに大きすぎる枕が散見されます。 シングルベッドのサイズは一般的な寸法は幅97cm×長さ195cmですが、最近の枕は肩まで覆うものもあり、長さ70㎝をこすものも見受けられます。 「マットレスを何年使ったか」「マットレスの素材は何か」「寝返りの回数」などいろいろ加味すると個人的にはマットレスとの相性も悪くなるので、大きすぎる枕はおすすめしません。
健康管理のプロが選んだ「本当におすすめできる枕」
最後に、半年に一回は枕を買い替える枕大好きな私の今一番おすすめするアイテム3つをご紹介したいと思います。 ▼コアラリフレッシュピロー 1万6000円 ある程度幅広く対応できそうな枕としておすすめなのがこちらです。コアラリフレッシュピローCertiPUR-US認定のメモリーフォームを使用。枕全体に様々な大きさの通気孔が開いているので、枕にこもった熱気を外に放出されます。 表面にソフトメッシュ生地を使用することで、高い通気性を保ちます。頭のかたちや重さに合わせて適度に沈むため、頭部もしっかりサポートしてくれます。ただ、結構沈むのでやわらかいマットレスに寝てる方は沈みすぎるかもしれません。 ▼高さ10ヵ所調整できるまくら(そば) 4990円 コストパフォーマンスのよいところだと、ニトリの「高さ10ヵ所調整できるまくら(そば)」。 本体内部の素材の出し入れができるだけでなく、部分調整ウレタンシートと全体調整ウレタンシートが備わっています。 細かく高さ調整できるのが強みで、汗など余分な水分を吸収し、使用していない間に水分を外へ放出してくれるのでサラッとした使い心地。また、天然素材のそば殻使用しているため、安心感もあります。ただ、そば殻の音が嫌いな方もいると思うので、その点は注意が必要です。 金額はさすがのニトリさん、5000円を切る価格も嬉しいですね。 ▼[エアー4D]ピロー 2万5300円 最後は老舗、西川さんのエアー4Ⅾピロー、西川さんといえば今もっとも有名な日本人野球選手の大谷翔平さんも愛用されていることで有名ですね。 通気性を向上し、枕内部の温度上昇をおさえるマテリアルの組合せによって、快適な睡眠環境をキープ。体型や敷き寝具の影響による高さ調整も適確にできるよう進化したコンディショニングピロー。 「眠りのフォーム」にこだわった4D感覚特殊立体構造。[頭圧分散]頭部に直接あたる表層のウレタンは、硬さの異なるウレタンを格子状に編み込み、優れた頭圧分散性と通気性を兼ね備えたハイブリッドメッシュ構造。 接触面積が減ることで、ムレ感も抑えてくれます。寝心地は中間層には、枕内部の温度上昇を抑えるゲルをサンド。直接肌に触れないため、熱を持ちすぎたり冷えすぎたりすることがなく、枕内部の温度上昇を抑え、ムレ感を軽減します。 下部層は、クッション性に富んだ新素材を採用。しっかりとフィットして支える安定感をもたらします。細身の方よりは標準から体格のいい方におすすめです。 ただ、しょうがない部分ですが、枕はムニムニで可愛いのに、値段は2万5000円超えとあまりかわいくはないですね。 枕難民の皆さんいかがでしたでしょうか? 枕も大事ですが、枕とマットレスのバランスや首の傾きも意識しながらいい睡眠を目指しましょう。 【shuhei】 柔道整復師(国家資格)。5万人以上の施術経験、大相撲、女子ゴルフ、ラグビー、アーティストライブサポートなどのトレーナーを担当。現在は表参道、上野で著名人来院多数の店舗を構え、温熱施術を中心とするベストリ式温熱整体を考案し、腰痛肩コリのみならず冷え性、睡眠障害、姿勢の調整をおこなっている
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