ブラジル連盟、エースFWマルタの出場停止を撤回するようFIFAに訴え…パリ五輪準決勝へ全力姿勢
ブラジルサッカー連盟(CBF)は4日、ブラジル女子代表FWマルタに対するパリオリンピック準決勝の出場停止処分を撤回するように国際サッカー連盟(FIFA)へ訴えることを発表した。 【動画】日本代表ゴルパフォにアーティスト本人が反応 マルタはグループリーグ最終節のスペイン戦で、高く上げた左足が相手の頭部に直撃して一発退場に。号泣しながらピッチを去っていた。その後、CBFはマルタに情状酌量の余地があることをFIFAに説明したというが、2試合の出場停止処分が決定。現状では勝利した準々決勝に続いて再戦となる準決勝のスペイン戦もプレーできない状況だ。 これを受け、CBFは準々決勝の出場停止のみへと処分を軽減するようにFIFAへ求めるという。「マルタはスポーツのルールとフェアプレーを尊重する申し分のない記録を持っており、彼女がピッチ内外で成し遂げたすべてのことは数世代にわたって世界のスポーツで模範になっている」と清廉性を強調し、「過剰な処分」として連盟法務部が全力を尽くす姿勢を示している。 マルタは今年から新設されるFIFA女子年間最優秀ゴール賞が「マルタ賞」と称されるなど、ブラジルのエースであり、女子サッカー界のレジェンドでもある。パリ五輪準決勝の大舞台で出場停止処分にどのような影響が出るのか注目が集まっている。