“日本人対決”は守田英正に軍配! スポルティングが福井太智フル出場のアロウカに完勝
プリメイラ・リーガ第5節が13日に行われ、アロウカとスポルティングが対戦した。 ここまで4試合を消化したプリメイラ・リーガで4戦全勝を記録し、首位スタートと快調な滑り出しを切ったスポルティング。代表ウィーク明けの初戦となった今節は、守田英正が今季初のベンチスタートに。対する14位のアロウカは、バイエルンからレンタル加入中の福井太智が開幕から5試合連続となる先発出場を飾っている。 試合は、立ち上がりからスポルティングが支配率を高めてアロウカを圧倒。そんななか、24分に貴重な先制点を奪取する。味方のロングボールに反応したヴィクトル・ギェケレシュが右サイド深くに抜け出し、ジオバニー・クエンダを経由してフランシスコ・トリンコンにパスが渡る。DFのタイミングを外してクロスを送ると、ゴール前で待ち受けていたペドロ・ゴンサウヴェスがフリーでヘディング。アウェイチームがさっそくスコアを動かした。 前半はスポルティングが15本のシュートを放ったのに対し、アロウカはわずかに4本。ゴンサロ・ガルシア監督は後半頭から2枚替えを敢行し、スポルティング相手に反撃を試みる。 それでも62分、センターバックを務めるゴンサロ・イナシオが左サイドに大きく展開。最終ラインの背後に抜け出したヌーノ・サントスが、飛び出してきたGKのタイミングを外してクロスを送る。これが相手選手のクリアミスを誘発。ボールはゴールに吸い込まれたが、N・サントスのポジションがオフサイドラインを超えていたため、スポルティングの得点は取り消しとなった。 すると、67分にスポルティングが左サイドでコーナーキックを獲得。クロスからゼノ・デバストが頭で合わせたボールが福井の手に接触する。VARによる介入の結果、主審はPKと判断。ギェケレシュが確実に決め、スポルティングが追加点を奪った。 78分には、モルテン・ヒュルマンドに代わって守田がピッチへと送られる。ポルトガルの地で福井との“日本人対決”が実現した。直後の80分には、インターセプトに成功した守田の縦パスを起点に、フランシスコ・トリンコンが3点目を獲得。その後も守田はチームのポゼッションに加わりながら存在感を放つ。 結局、そのまま試合は3-0でスポルティングが勝利。福井はフル出場を果たした。次節、アロウカは22日にアウェイでファレンセと対戦。スポルティングはチャンピオンズリーグを挟んで22日にホームでAVSと対戦する。 【スコア】 アロウカ 0-3 スポルティング 【得点者】 1-0 24分 ペドロ・ゴンサウヴェス(スポルティング) 2-0 73分 ヴィクトル・ギェケレシュ(PK/スポルティング) 3-0 78分 フランシスコ・トリンコン(スポルティング)
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