⚽清水ユース引き分けで優勝持ち越し サッカーU―18プリンスリーグ東海 藤枝東と2―2
サッカーの高円宮杯U―18(18歳以下)プリンスリーグ東海は23日、第17節を行った。すでにプレミアリーグ参入プレーオフへの出場を決めている首位の清水ユースは4位の藤枝東高と2―2で引き分け、優勝決定は最終節に持ち越しとなった。 2位の磐田ユースは2―1で藤枝明誠高を退け、同プレーオフの出場に大きく前進した。 ■清水ユース・針生が1得点1アシスト 「チャンスもっとあった」と悔しさ 清水ユースは藤枝東高に2度追いつかれてホーム・アイスタでの優勝決定は逃したものの、2年のMF針生が1得点1アシストと結果を残した。最終節は磐田ユースとの静岡ダービー。「エスパルスの強さを見せ、プレーオフにつなげたい」とライバル撃破を誓った。 得点感覚の鋭さを見せた。前半31分、ロングボールで抜け出すと、自身でシュートを打つことも頭に入れながら、中央で待ち構えるFW佐藤へのクロスを選択。リーグ初先発の1年生FWの先制点をお膳立てした。 同点の後半19分にはゴール前でこぼれ球に反応して勝ち越し弾。攻撃をけん引したが、「アイスタで勝って優勝することに意味があった。チャンスはもっとあった」とドローに悔しさをにじませた。 優勝は最終節に持ち越しとなったものの、2位の磐田ユースとは勝ち点差3。得失点差も9リードで圧倒に優位な状況。すでにトップチームで主力になっているMF西原も約1カ月半ぶりに実戦復帰し、頂点への視界は明るい。 それでも「ダービーで勝ちきった先に優勝がある」と沢登監督。昨季はプレーオフで敗れた。トップチーム同様に〝昇格〟を手にするまで若きオレンジ軍団は走り続ける。
静岡新聞社