登場し握手を交わす平本蓮（左）と朝倉未来（撮影・金田祐二）

　「ＲＩＺＩＮ　ＤＥＣＡＤＥ」（３１日、さいたまスーパーアリーナ） 　朝倉未来（３２）＝ジャパントップチーム＝と平本蓮（２６）＝剛毅會＝の再戦が電撃決定した。大会のオープニング映像内で榊原信行ＣＥＯが発表し、２０２５年５月４日に東京ドームで「ＴＨＥ　ＭＡＴＣＨ２」を開催する。「雷神番外地」として行われた全面対抗戦は、朝倉未来軍が４勝３敗で平本蓮軍に勝ち越し。１年ぶりに参戦したサッカー元日本代表・三浦知良の次男、三浦孝太（ＢＲＡＶＥ）は冨澤大智に１回１分５３秒、膝蹴りでＴＫＯ負けした。 　朝倉が因縁の一戦で電撃復帰する。大会オープニング映像で、榊原ＣＥＯが５月４日に「ＴＨＥ　ＭＡＴＣＨ２」（東京ドーム）で再戦を行うと発表し「（朝倉は）引退している場合じゃない。東京ドームは押さえた」と伝えた。待ちわびていたファンは歓喜爆発し、全面対抗戦で来場していた両雄は軽く握手を交わした。 　２４年７月の「超ＲＩＺＩＮ３」で世紀の一戦として行われた前戦は、朝倉がＫＯ負けし、引退を表明した。一方、試合後には平本のドーピング疑惑が浮上。平本は全面否定し、団体による検査結果も陰性と発表されたが、後味の悪い結果に再戦を求める声も上がった。 　再戦発表後、朝倉は自身のＹｏｕＴｕｂｅで「格闘技復活します」と表明。「自分の中でもモヤモヤした気持ちもあって、２０年続けてきた格闘技の最後があんな試合でいいのかなというのもあった」と葛藤を明かし「まだまだ強くなれる。ＳＮＳを通して復帰してくれとか（声があり）、再戦への気持ちが日に日に強くなった。どうしても、もう一度挑戦したい」と決意を込めた。