大阪府・吉村知事が定例会見3月25日(全文4)休床病床を段階的に確保
1000床確保にどれくらいの金額がかかるのか
NHK:すいません。NHK、【***** 01:03:39】です。補正予算に目標が1000床の受け入れ体勢確保なんですが、これ、全部1000床を確保した場合、だいたい予算ではどのくらい掛かるのかというと、あと、今回は約600床でこの補正になりましたけど、1000床、全部やった場合、いつ、予算に経費が計上されるのかというのを教えてください。 吉村:金額面についてなかなか算定しにくいところがあって、今現状、どういうことかっていうと、稼働病床を、稼働してる病床を医療機関の中で、そこを確保する、そこを、空きを確保してくれというやり方だと、これはいわゆる国からの財政支援があります。一方で、稼働してない病床を確保するためには、これは府の単費になります。ですので、この稼働しない病床、休止をしている病床を確保すればするほど、これは府の負担が増えてくると、単独負担が増えてくるということになります。だから、ベッド掛けるなんぼっていう単純なものではなくて、そういう問題が出てくるということです。 併せて、1000床の中に、僕が思っているところで閉鎖した病院なんていうのもあるので、閉鎖した病院っていうのを確保すると、今はこれ、ただの建物扱いですから、まったく国の支援がないというところからのスタートになる。そこでお医者さんの費用だとかも含めて考えたら、これはかなりの大きな金額になるという状況です。ですので、そうならないように、このコロナの状況なんで、支援お願いしますということを国に今、調整をお願いしてる状況だということです。その調整が整うかどうかによって、金額も変わってくるということです。
今のままなら全部大阪府の負担になる
これは事業費ベースですけど、府政をやる立場からすると、じゃあ、そのうちの一般財源いくらなんですか、府の負担はいくらなんですかっていうのをやっぱり頭に入れますから、そういった意味で事業費ベースにおいては、単純にその予算組みとして、そこだけでなかなか判断できないということもあります。 なので、1000床だったらなんぼという試算までは、たぶんまだ出してないんだろうというふうに、部局の人も出してない。それよりも、まずは国に対して、これはちゃんと支援してもらえますか、もっといえば宿泊施設ね。宿泊施設を確保する費用も要るわけですから、これは宿泊施設といったって、お医者さんが診て回ったりとか、いろんな衛生管理が必要なものだと思うので、そこの費用は今のままでいうと、完全、全部、大阪府負担になる。 そういったものについて、おそらく国としては大阪府の入院フォローアップセンター、大阪方式をまねたようなことを全国で広げてくると思いますから、そこにおける財政支援をまずお願いしてるという状況です。ここの30億とかそういう金額よりは当然、そういう意味では大きくなってくるんだろうなというふうに思います。答えになってないかもしれないけど。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見3月25日 全文5に続く