プロチームが“応援のあり方”を授業 安心して過ごせる社会へ
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スポーツの応援から考える、いじめや人権。 プロスポーツチームが、地元の小学校で道徳の授業を行いました。 チアリーダーと全力で踊る生徒たち。 体育の授業かと思いきや、道徳の授業です。 生徒たちが見ているのは、応援を題材にした漫画教材。 この制作に関わったのは、バスケットボールチームのBリーグに所属する「アルバルク東京」です。 これまでにも、子どもたちの成長や健康につながる社会活動を行っていて、今回初めてスポーツを通じて、子どもが安心して過ごせる社会にするための特別授業を行いました。 23日、6年生が学んだのは“望ましい応援のあり方”。 どうすれば相手を傷つけずに応援することができるかなどを、生徒一人ひとりが考えました。 先生: こうした問題が起きないようにするには、どうしたらいいか? 小学6年生: 一回言う前に、相手を傷つけないかを考えてから言えばいいと思う。なぜなら、思ったことをすぐ口に出しているので、一回止まって考えたら悪い人はなくなると思う。 相手を尊重し合う応援を学んだ後は、チアダンスを通して実際に応援する・される立場を体験。 生徒たちは学んだことを早速生かして、相手のダンスを声援で盛り上げました。 応援する・される立場を体験をした生徒たちからは、「楽しかった。お互いのチームを応援しながら(試合を)楽しめたらいいな」「僕はよく野球の応援に行くので、相手チームを傷つけないような応援をしたい」といった感想が聞かれました。 「アルバルク東京」は、この活動を通していじめや差別が少しでもなくなることを目指したいと言います。 アルバルクチアリーダー: 難しい問題でも、私たちはダンスというところで、身近に考えてもらえたらすごくうれしいなと思っていて。皆さんとつながる一つのきっかけになれていることはすごくうれしいなと思う。 アルバルク東京 コミュニティ・SRグループ 川村紘子さんは「道徳とスポーツって、一見つながらないように思っていたが、やっぱり応援やスポーツも人の心が動く大きなコンテンツだと思うので(今後も)私たちだけではなく、地域の方やパートナーの方、ファンの方と一緒に地域の課題に取り組んでいきたい」と話します。 スポーツを通じて道徳を学ぶ、新たな社会貢献の形は今後も広がっていきます。
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