有志国誓約、目標達成遠く 「再エネ3倍」IEA分析
【ドバイ共同】国際エネルギー機関(IEA)は10日、アラブ首長国連邦(UAE)で開催中の国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)で有志国が参加した再生可能エネルギーの発電能力を3倍にするなどの誓約が全て実施されても、気温上昇を1.5度に収めるというパリ協定の目標達成には遠いとする分析を発表した。 COP28では全締約国が合意する成果文書とは別に、有志国が任意参加するテーマ別の誓約が数多く提唱された。再エネの3倍増は日本など約130カ国が参加。これらの国は世界の化石燃料の燃焼に伴う二酸化炭素(CO2)排出量の40%を占める。