安保瑠輝也 RIZIN記者会見を寝坊で欠席 それでも相手のガルシアを非難「俺はアメリカまで行ったのにアイツは日本に来てない」
「RIZIN DECADE」(31日、さいたまスーパーアリーナ) RIZINスタンディングバウトルール(ボクシングに準じたルール)69・4キロ契約2分8回戦で対戦する安保瑠輝也(MFL team CLUB es)とライアン・ガルシア(米国)、RIZINの榊原信行CEO、全米で配信するFANMIOのソロモン・エンゲルCEOが3日、都内で記者会見を行った。 会見の冒頭、榊原氏は「安保瑠輝也が寝坊しましてこの会見に来ておりません」と仰天発表。「途中で電話でつなごうと思っています。いま東京に向かっております」と説明し、「主役の一人が来ないという、とんでもない太っ腹なヤツだなと思って、改めて大みそか、楽しみになった次第です」と苦笑した。 ガルシアもリモート参加とあって、主役の2人が会場に不在という異例の記者会見となった。 ガルシアは「安保がそこにいないのが非常に驚き」と拍子抜け。榊原氏は「10年やってきてこんなことをやらかしたのはこの男が初めてといっても過言ではない」と前置きし、安保を電話に出した。 安保は「すいません、おはようございます。寝坊しました」と陳謝。それでも「でも俺はアメリカまで行ったのにアイツは日本に来てないし」と、自分のことは棚に上げてガルシアを非難し、ガルシアは「俺はちゃんと起きたぞ」と当然のことを豪語した。 前日、ガルシアが来日しないかもしれないと聞いたという安保は「コイツ、ナメてんなと思って、ナメられてんのがムカついて、二度寝しちゃいましたね」と弁解し、「エキサイティングな試合するんで、信用してください」と約束。 ガルシアは「自分の立場がB面で気の毒。ナンバーワンと対戦するということはこういうことだとよく覚えておいてください」、安保は「日本に来い!」と、リモートと電話で罵り合った。 この日はガルシア-安保戦が行われる第1部の追加カードとして、アマド・バーガス(米国)-ショーン・ガルシア(米国)のRIZINスタンディングバウト特別ルール61・2キロ契約3分8回戦、カーメル・モートン(米国)-アルバート・パガラ(フィリピン)の同63・5キロ契約3分8回戦、神龍誠(神龍ワールド)-ホセ・トーレス(米国)のMMAルール59・0キロ契約5分3回戦を発表した。 ショーンはライアン・ガルシアの弟。モートンはフロイド・メイウェザー・ジュニアの秘蔵っ子で、超新星として脚光を浴びている。エンゲル氏は「私の友人であるショーン・オマリーが遊びに来る」と、元UFC世界バンタム級王者オマリーが来日することも明かした。 第1部は午前8時開場、午前10時開始で、7~8試合が行われる予定。榊原氏は「午後2時過ぎには終わる」、「ワールドワイドでPPV配信する」と説明した。