ジェイコブス晶の存在に刺激を受けるU18日本代表の内藤耀悠「また一緒にプレーしたい」
8月27日、味の素ナショナルトレーニングセンターで「FIBA U18 アジアカップ 2024」に向けた男子U18日本代表のメディアデーが開催。キャプテンを務める内藤耀悠(レバンガ北海道)が練習後の囲み取材に応じた。 U16日本代表時代を含め数々の国際舞台を経験してきた内藤は「高校まではオールラウンダーとしてプレーしていましたけど、サイズが小さいので、よりアウトサイドのスキルが必要になってきます」と課題を語り、「チームではフィジカルが強いほうだと思うので、いろいろな部分でチームをサポートできたらという考えがありつつ、自分のスタイルをもっと出さなければいけません。そこはコミュニケーションを取りながらプレーしています」とコメントした。 4月にドイツで行われた「第30回アルバート・シュバイツァー・トーナメント」でともにプレーした選手も多いが、「チームルールを100パーセント理解できているわけではないと思います」と現状についても説明。「それをどのようにすればいいのかを、僕だけではなくわかる選手が話していくこと。わからなければコーチ陣に聞く。短期間でのチーム完成を目指さなければいけないので、よりコミュニケーションを取って、オンコートはもちろんオフコートも含め、チームケミストリーを築いていければいいと思っています」と続けた。 内藤は「第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)」の戦いを見て、「リバウンドに対する姿勢」に注目したという。 「トップカテゴリーの日本代表選手たちがあれだけやっていたら、体が動くアンダーの選手はあれ以上できると思います。日本は世界を相手にすると小さいので、リバウンドの意識を全員がつけていかなければいけないと思います」 オリンピックではユース時代に対戦経験があるという20歳のジェイコブス晶(ハワイ大学)もコートに立った。「FIBA U19ワールドカップ 2023」をともに戦ったチームメートの姿を見て、「また一緒にバスケットボールをプレーしたいので、ロサンゼルスオリンピックのメンバーに選ばれたい気持ちがあります」と刺激を受けたようだ。 2022-23シーズンから2シーズン連続でユース育成特別枠としてトップチームに登録されていたが、2024-25シーズンからはU22枠で選手契約締結。U18日本代表で唯一のプロ選手は「人前に出ることが多くなり、人との接し方、生活の見られ方、行動の仕方を意識し始めました」と語り、練習を通じて「話すことの重要性」を感じたようだ。
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