恥ずかしさから「痔」を8年間放置したイラストレーターの体験談 「トイレで大量出血」で病院へ、その後も再発を繰り返した末に思う「とにかく病院に行って」
切除手術後、2度の出産を経て再発
そのまま痔を無事切除し、旅行も楽しむことができたてらいさんだったが、2度の出産を経て再発し悪化。産後2か月で、再び手術を受けることになった。 「いまは痛みはありませんし、痔核が出てくることもありませんが、“一生痔と無縁になった”とは思えません。もともと、ヨーグルトも食物繊維も効かないほどのひどい便秘体質なので、とにかく便を硬くしないよう、唯一効果を実感した酸化マグネシウム剤は様子を見ながら服用を続けています。下着に貼るカイロはケチらず、箱買いしています」 体験談を発信したことで、多くの知人から「実は私も…」と、相談を受けることが増えたという。 「8年も放っておいた私が言うのもなんですが、“とにかく病院に行って”と強くすすめています。肛門科のハードルが高いのは最初だけ。痔の治療は何回も通うことになるので、女性の医師がいるかどうかより、家から近いかどうか、話しやすく、治療の説明をしっかりしてくれる先生かどうかの方が重要だと思います。誰もが恥ずかしがらずに、かぜくらいの気軽さで“痔になっちゃった”と話せるようになれば、もっと病院にも行きやすくなるのに、と常々思っています」 ※女性セブン2025年1月1日号