子どもが「東京の大学」を受験することに!「仕送りは月10万円ほしい」と言われましたが、正直家計的に苦しいです。東京は家賃も高いですし、これが普通なのでしょうか…?
子どもが東京の大学を受験することになると、応援の気持ちとともに生活費の心配が出てくるのではないでしょうか。「仕送りは月10万円欲しい」とお願いされ、それが本当に現実的な金額なのか気になるのではないでしょうか。家計的になかなか支払えないという人もいるかもしれません。 本記事では、東京で1人暮らしをする場合の月々の生活費や仕送りの相場、東京都の家賃について解説します。 ▼「大学無償化制度」の対象者とは? 年収要件や注意点を解説
1ヶ月の生活費と仕送りの相場
全国大学生活協同組合連合会が実施した「第59回学生生活実態調査 概要報告」によると、下宿生の大学生の2023年の生活支出の全国平均は約12万7500円となっています。 一方で収入の平均は1ヶ月あたり約13万円です。収入の大まかな内訳としては、仕送りが約7万円、奨学金が約2万円、アルバイトが約3万6000円です。 生活費は人によって異なるので一概にはいえませんが、仕送りが月10万円程度あれば、一般的には子どもは奨学金を借りずにアルバイトするだけで生活できるといえるでしょう。 ただし、東京はほかの地域に比べて家賃をはじめさまざまな物価が高い傾向にあるため、前記の全国平均の生活支出を上回る可能性が高い点に注意しましょう。
東京での1人暮らしの家賃相場
生活費のうち家賃が大きな割合を占めています。東京のアパートで1人暮らしをする場合、家賃の相場はどれくらいなのでしょうか? 賃貸情報を提供するSUUMOによると、同じ東京都内でもエリアによって家賃相場は大きく異なります。 23区内は交通の便や利便性が高い分、家賃も高くなりがちです。東京都心の千代田区、中央区、港区は利便性が高いため、家賃も8~9万円程度と高めです。住宅地として人気の世田谷区や杉並区の家賃相場は6万円程度です。一方で郊外に行くほど家賃は下がり、日野市や東村山市の家賃相場は4万円台となっています。 このような家賃の相場の差を考えると、東京都内のどのエリアに住むのかが生活費を大きく左右するといえるでしょう。さらに家賃を抑えるためにシェアハウスや学生寮を検討するのも良いかもしれません。