【RIZIN】“桜庭和志の息子”桜庭大世 衝撃26秒KO勝利デビュー!「七光りでも強いんだぞ」
◇RIZIN DECADE(2024年12月31日 さいたまスーパーアリーナ) 格闘技イベント「RIZIN DECADE」(さいたまスーパーアリーナ)が31日に開催された。第2部「RIZIN.49」の第4試合で“IQレスラー”桜庭和志の長男である桜庭大世(サクラバファミリア)がMMAデビュー。ライト級タイトルマッチ経験者でベテランの矢地祐介(フリー)に26秒KO勝利を飾った。衝撃のデビュー戦となった。 【写真】桜庭大世のマイクパフォ 入場時は父と同じく「SPEED TK RE-MIX」が流れる中で、水色のサクマスクを被って花道を歩いた。そして父・和志もセコンドに入った。 試合は一瞬で決まった。開始早々に打撃の攻防で、左ミドルキックをキャッチされた瞬間に左ストレートを打ち込んで矢地の意識を飛ばすと、鉄槌を落として衝撃のKO勝利に飾った。父・和志は試合終了直後に喜び笑顔を見せていた。 試合後に大世は「七光りでも強いんだぞってところを見せられたかなと思います」と笑みをこぼした。「もっと練習を頑張るので、応援をよろしくお願いします」と締めた。 井上康生、鈴木桂治らと肩を並べて全日本強化選手でもあった柔道家の中村和裕に誘われて柔道を始めたことが、大世が格闘技を始めるきっかけだった。社会人経験をした上で、24歳から「モテたい」という気持ちからMMA練習を始めた。 23年9月、グラップリングマッチのプロデビューとなった父が主宰するQUINTETではアテネ&北京五輪の柔道金メダリスト内柴正人からヒザ十字固めで一本勝ちを奪う大番狂わせを起こして衝撃を与えた。 今年10回目を迎える大みそかのRIZINでMMAデビューが決定した。「自分が日本で一番大きいRIZINという団体で、大晦日という大きな舞台に立てるのは、親の名前でしか立てないと思っていて、しかもペーペーなんで、とにかく精一杯頑張ろうと思っています」と意気込んだ。 そして父からは「“柔道につなげる技だったりをやったらいいんじゃない?”」というアドバイスもあり、「寝技が得意なので、寝技で決められれば盛り上がると思うし。逆にメッチャ打撃をやっても面白いと思います」という言葉通り、MMAデビュー戦でベテランから白星を飾った。