相可高生もイベント企画 三重・多気町商工会 「おいないまつり」町民ら楽しむ
多気町商工会(会長・松浦信男万協製薬代表取締役社長)は10日午前10時から、三重県多気郡多気町相可のBANKYO文化会館(多気町民文化会館)前駐車場で、「第21回おいないまつり」を開催。約1万人が来場し、多くの催しを楽しんだ。 まつりは、町の活性化と交流を目的に毎年開かれている。今年は県立相可高校普通科2年生が「総合的な探究の時間」の授業を通して企画したプログラムで協力した。 生徒たちは、「幅広い年齢層の方に多気町を知ってもらい、誇りを持ってもらえたら。町の魅力を再認識し、住み続けたいと思ってもらえるように」とアイデアを出し、町の名産「前川次郎柿」で、傷があり出荷できない物を有効活用して使ったピンチョス(串に刺した軽食)の振る舞いをはじめ、同校ダンス部(中世古夏希部長、13人)によるパフォーマンス、ミカン早食い大会、シールラリー、クイズラリーを企画した。 脇谷龍珠君は「一から自分たちで企画する力がこの先必要になる。今回のイベントを通して少し磨けたかなと思う」と振り返った。野口まるなさんも「多気町の魅力を改めて知ることができた」と喜んでいた。 中山明之教諭は「今日は『総合的な探究』活動の集大成。今後も多気町にこだわった探究活動を続けていきたい」と話していた。