近所に「4000万円台」の「新築分譲住宅」が建ちました。住んでいるのは「30代前後の若い夫婦」ばかりのようですが、どれくらいの収入があるのでしょうか…?
理想の返済負担率は25%程度
20代~30代でローンを組んだ場合、月々の返済額はどの程度になるのでしょうか?一般的に住宅ローンの返済負担率は、25%程度が理想的だといわれています。「返済負担率」とは、収入に対する返済額の割合のことです。 例えば、4000万円台のローンを組むときに必要な手取り額454万5000円~644万3000円の返済負担率25%は、113万6250円~161万750円です。12ヶ月で割ると、およそ9万5000円~13万4000円ほどとなります。 しかし20代~30代といえば、子育てなどと重なる年代であり、年々子育てに必要な額が増えていきがちです。そのため、できる限り返済負担率をおさえることがポイントです。
世帯年収がおよそ600~750万円あれば4000万円台の家を購入できる可能性がある
30歳前後の若い年代でも、世帯年収がおよそ600~750万円あれば、4000万円台の家を購入できる可能性があります。20代~30代の一人の人の平均年収では購入は難しいかもしれませんが、夫婦共働きすることで、返済も可能でしょう。 とはいえ、家庭によって家族構成や月々必要な費用、ほかにローンがないかなど、現在の環境によって、支払える額は異なります。将来的なことも踏まえ、無理のない返済計画をする必要があるでしょう。 出典 住宅金融支援機構 2023年度 フラット35利用者調査Ⅰ調査結果の概要 7年収倍率(融資区分別)の推移(2013~2023年度)(12ページ) 総務省統計局 政府統計窓口 e-Stat 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 産業第分類 表番号1 年齢、階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部