【毎日書評】なぜか買いたくなる!接客が得意な人がやっていること・魔法のことばとは?
お客さまの緊張をほぐして、セールスにつなぐ声かけ
アパレルなどの物販系では、ふらっと立ち寄られただけのお客さまが基本。そのため接客しようと声をかけても、警戒されているように感じられる場合があります。そのため、「無理にお声がけするのはやめておこう」と、つい控えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。 こんなときは単純に、「朝から雨でしたがまだ降ってましたか?」「店内寒いですかね?」と質問してみるのが意外と効果的。店員に声をかけてほしい、説明してもらいたいことがある、というお客さまが、結構いらっしゃるんです。(62ページより) ただし本当に話しかけてほしくないお客さまもいるので、そういう空気を感じた場合は「必要なことがあればお声がけください」とだけ伝えて離れればOK。いつでも話しかけてくださって大丈夫ですよ、という空気をつくってあげることが大事なのです。 また、「なんでうちのお店を見つけてくれたんですか?」というのも、出しやすい質問なのでアイスブレイクにピッタリ。 「どうやって知ったんですか」「どこで見つけましたか」と聞いてみると、たいていお客さまも「雑誌で見て」「もともとあるのを知っていて」と返してくれます。(63ページより) そこでさらに、「ありがとうございます。今回は初めてですか?」というように質問を重ね、少しずつ深掘りしていけばいいということ。するとお客さまも、「実は、今回はこんな事情で」などと、だんだん自然と答えてくれるようになるわけです。(62ページより) 「引き出し接客」のノウハウが網羅された、実用性の高い一冊。本書を参考にしながらお客さまを自分のファンにすれば、売り上げを大きく伸ばすことができるかもしれません。 >>Kindle unlimited、99円で2カ月読み放題キャンペーン中! 「毎日書評」をもっと読む>> 「毎日書評」をVoicyで聞く>> Source: ぱる出版
印南敦史