NVIDIAは本当にバブルなのか

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永濱:大筋では同意できるのですが、私自身はまだ確信を持てないところもあります。 ChatGPTなどの「生成AI」が産業革命レベルのインパクトをもたらすと言われています。本当にそのレベルの変化が起きるのなら、AI株はバブルではない、という主張もあります。 生成AIの使い道が、企業の業務効率化くらいにとどまるなら、そこまでの大変革にはならないでしょう。その場合はいずれバブル崩壊がやってくるかもしれません。 AIバブルの象徴とされるNVIDIAは、台湾系アメリカ人のジェンスン・フアンが創業した企業で、AI用の半導体の設計に強みを持っています。株価はこの1年間で3倍以上にも値上がりし、時価総額は3兆ドルを超え、一時はあのApple、Microsoftを抜いて世界一位となりました。 NVIDIAの株価は一昨年くらいからずっとバブルだと言われていました。予想PERが200倍以上にもなっていたからです。 しかし、2023年後半から、NVIDIA製のAI用半導体の売り上げが急増。同社の利益も急上昇した結果、予想PERは2ケタに下がっています。要するに、足元で過大評価であっても、急成長して業績が伸びるに従い、バブルではなくなる可能性もある、ということです。 AIがバブルかどうかは、今後本当に産業革命が起きるかにかかっていると思います。 『じつは「AIビジネスはまったく儲からない」…ChatGPTがGAFAMのような超巨大企業には成長できない「2つの理由」』へ続く