50代は「やめる・捨てる」ベストタイミング。ムダ買いがなくなり、心も軽く
ものを手放すことで身軽になり、さらに心も軽やかに。ここでは「捨てる決断」をして幸せな毎日を手に入れた、整理収納コンサルタント・奥田明子さんの暮らしを紹介します。ものを捨てるとき、大切にしたい心構えも教えてくれました。
「捨てる決断」で自己肯定感もアップ
「50代は人生の後半戦。もっと身軽に暮らしたい」と、服や家具、思い出の品を手放した、整理収納コンサルタントの奥田明子さん。 「年を重ねて気力や体力が落ちたら、ますます捨てるのがしんどくなってしまう。今のうちに、自分のものは自分でケリをつけようと決意しました」 部屋や心を占めていたものを手放したことで、気持ちもすっきり。 「捨てることに罪悪感もあるけれど、これからの暮らしに生かせばいい。リセットしたあとはムダなものを買わなくなり、今あるものを大切にするように。なにより、捨てる決断をできた自分に自信をもてるようになりました」 ものの整理に加え、「人と比べない」「先のことは考えない」など、不要な考えも手放したことで、心に余白が生まれたそう。 「料理教室に通ったり、雑誌で見つけたレシピを試したり。失敗してもいいから、新しいことに挑戦して毎日を楽しもう! と思えるようになったのは大きな変化です」
奥田さん流「ものを手放す」4か条
奥田さんが実践している、ものを手放すための4か条をご紹介します。
●50代は“やめ・捨て”のベストタイミング
気力や体力、要不要の判断力がある50代は、見直しにベストな年代。 「捨てるにはコストもかかるので、ぜひ今のうちに処分を検討して」(奥田さん、以下同)
●“捨てるもの”を探さない
“捨てるもの”を探すと、捨てること自体が目的になり、片づけが終わりません。 「好きなものを探し、それ以外を手放す方がスムーズです」
●迷って残すものには明確な理由をつける
「まだ使う」「大事な思い出がある」など、明確な理由があるものだけを残して。 「理由を説明できないものは、なんとなくで残さないように」
●捨てる、捨てないの判断は自分軸で
「家族のため」や「みんなが手放しているから」ではなく、あくまで自分軸で要不要を判断。 「時間がかかっても、自分で決めると自己肯定感が上がりますよ」
ESSE編集部