ハマス「人質34人の生存確認に時間必要」 イスラエルは一蹴
【AFP=時事】イスラエルは6日、イスラム組織ハマスが解放する用意があるとした人質34人をめぐり、ハマスが人質らの生存について明らかにしていないと指摘し、また確認する時間が必要だとするハマス側の主張に疑問を呈した。 【写真】イスラエル・テルアビブの国防省前で、ハマスに拘束されている人質の解放を求める人々 先月再開された停戦交渉でハマス幹部は5日、人質解放「第1段階」の準備ができていると述べ、人質らの生存について確認するために「1週間の停戦」が必要だとした。 これを受けてイスラエルのダビド・メンサー報道官は同日、ハマス幹部の主張を一蹴。「ハマスは誰が生きていて誰が死んでいるかを正確に把握している。人質がどこにいるか正確に分かっている」と反論した。 匿名でAFPの取材に応じたハマス幹部は、「ハマスは34人の捕虜について生死にかかわらず解放することに同意した」とし、「捕虜の管理者と連絡を取り、生存者と死亡者を特定するための時間が必要だ」と述べた。 同幹部は、第1段階で解放される人質には、ガザに依然拘束されているすべての女性、子ども、高齢者、病人が含まれるとしている。【翻訳編集】 AFPBB News